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F-3  第一人類発見

前回のあらすじ

・貝見つけた。

 

 それは、つらい記憶だった。虐げられた幼少期。差別された青春期。皆から暴言を吐かれ、いじめられても耐えながら生きた。

 そして彼は死に、神となり、『理想』を一つ作り上げた。


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                       ・

                       ・


 ん?こんな状況で寝てたのか、俺?よく寝れたな。まあ、襲われてないみたいだしいいか。でも、『気配感知』になんか引っかかるぞ?周りはどういう状況だ?


 周りを見ると、あの化け物貝が5,60メートル離れたところで魔法を放っていた・・・人間に。

 周りの水は荒れ狂う。闇が水を消す。光がばらまかれる。


 よくまあこんな状況を作り出したものだ。やっぱあの貝に手を出さなくてよかったわー。つうか、人間も化け物だな。16,7人ぐらいいるけどよくあの猛攻に耐えきってるよ。あの、異常な化け物を相手に。

 あ、一人倒れたし戦線が崩れるかな?大丈夫だ持ちこたえてる。どうしようか。『鑑定』してみるか?

 でもな~。流石に、あの戦いの近くによって『鑑定』する気はないからな~。ま、とりあえず逃げよ。流れ弾で死ぬとか嫌だし。もし行ったら絶対に流れ弾来る。自信ある。


 というわけで退散退散。


 そそくさと逃げて行っても全然気づかれない。自然では、わずかな情報も逃さず入手するのが大事だと思うけどな。やっぱ『影が薄い』か?その影響・・・だろう。多分。

 

 どこかに住みついとくか、動きながら過ごすか。俺はできればこの世界の人間と喋ってみたいんだよな。せっかく異世界の来たんだしさ。やっぱ人間の知識を手に入れたいんだよね。

 

 で、そのためにもレベルアップは大事だと思うんですよ。そういうわけで効率的に経験値的なものを稼げる魔物を教えてください。


<教えられません>


 そ、そんなー!初めてだよな。こうやって情報を教えてもらえなかったの。っていうことはどうせ誰が何に転生したとかわからんのだろう?


<知りたいですか?後悔しませんか?>


 これは教えてもらうことはできるんだな。でも、そんなもったいぶらなくてもいいと思うんだけどな?でも、気になるし聞いておこう。一体赤木と一也はなにになったんだ?


<赤木 武史さんは、狼人族。小林 一也さんは、氷人族へと転生しました。>


 そっか。あいつらはまともな種族に転生できたか。良かった。じゃあ、聞こう。俺以外に魔物になったのはいるか?神の声(?)さんよ?


<名前はお教えできませんが、2,3人います。なお、種族的に一番弱いのはあなたです。>


 うん。現実を見せてもらったよ。まぁ、俺だし。それぐらいが妥当でしょう。・・・うん。


 よし!気持ちを切り替えて、なんか経験値稼げそうなの探すか。貝のいた方向は論外だから、こっちだな。


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                      ・

                      ・


 お?あそこにいい感じの岩場あるじゃん。ああいうところによく海老とかがいるよな。ちょっと岩場に行くか。

 

 岩場に近づいていくと、タコの天敵がいました。


 ウツボです。


 細長い体に、鋭い歯。こっちを見てる風に感じるのは気のせいだろうか?ただ、わかるのはあの貝ほどじゃないとしても強いということ。俺のタコとしての本能が知らせている、こいつはヤバイと。


 こいつレベルアップに使えるだろうか?最悪逃げりゃいいんだしやってみるか?


 いいや、やってみよう。

 ウツボの処遇が決まったのでウツボに近づいていく。相手は気付かない。だんだんと距離を縮めて行って、何かが『気配感知』に引っかかった。


 その方角を見ると人間がいた。そして、銛らしきものを持ち、ウツボに向かって突き出した。ウツボは数秒暴れた後、息絶えた。

 何あれすごい!瞬殺だったよ、ウツボ。見た目的には、人魚だな。男の。人魚もいるんだこの世界。


 あれ?気のせいかな?あの人こっち観てない?

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