E-16 とある歴史
前回のあらすじ
・とある一日
これはもう「とある一日Ⅱ」にしてもいいかもです。
そ、そんなに昔の話なのか・・・。日本じゃまだ戦国時代だったけ?
いや、逆に考えればドラゴンを殺せるようになってから5世紀しか経ってないんだ・・・。ドラゴンが強いのか人が弱いのか?まあ、どっちでもいいや、多分。
{さて、次はどの戦いを話そうか・・・あれでいっか。}
{あれとは何でしょうか?}
なんだろう、凄く気になるな。
{次の話は・・・『死人戦争』との別名で知られる『第一次死人大戦』で死人の勝利を決定的にした『デュルツの戦い』だ。およそ、2世紀ほど前に起きた死人と人の史上最大規模の戦いだったらしい。何でも、死人の軍勢5万と人の軍勢6万5千でぶつかったらしいな。その時の死人の総司令官は『6代目死神』だったとか。}
ア、アンデッドか・・・またファンタジーのお約束じゃん。というか『6代目死神』かぁ。こりゃまた強そうな奴だなぁ。
{結果は人の被害は5万8千。死人の被害は2万だったらしい。}
ほほー。なんでそんな差が出来たんだか。
{なぜ、そこまでの差が出たのでしょうか?}
{ああ、何でも死人は今に伝わる『四死将軍』を任命、そして戦争に投入したらしい。}
{『四死将軍』とは何でしょうか?四人の代表的な将軍だっていうことは分かるのですが・・・}
{あー、『四死将軍』ってのは首無し騎士・死魔導士・吸血鬼・死人の皇帝の四人の死人から成る死人の中でも『死神』に次ぐとされる能力を持つ怪物どもだ。}
し、師匠が「怪物」と断定するとか・・・もう普通に怖い。
{ちなみにランクは・・・?}
{『四死将軍』はどいつもがSSSランク。『死神』はそれ以上だ。}
神災、か・・・。人すげえなそんな奴ら相手に戦争を起こしたなんて。
というか、『四死将軍』のメンバーってお約束中のお約束だな・・・。
{この戦いで特殊な点は『死神』は軍を率いたのではなく全線で戦ったということ。そして、死人の皇帝を除く『四死将軍』も全線で戦ったということ。死人の皇帝が全軍を率い、『四死将軍』だけではなく、『死神』にも指示を出したということかな?それは当時かなり変わっていたらしい。}
ふ~ん。奇策を行ったのか・・。結構思い切った策だったんだろうなぁ。
{この二つの戦いから『対人軍』は人対策としてたとえどんなに強い奴でも『個』で活動するのはやめるようにした。奴らは人の一番の強みは「団結力」だと考えたんだ。まあ、正確に言えば『デュルツの戦い』はそのようにして会戦を行った効果を調べる一種の実験だったらしいがな。その結果、『対人軍』はいくつかの大陸から人を追い出すほどの奮闘ぶりを見せたらしい・・・俺はそのころいなかったから知らんが。何でも、その頃が最も『対人軍』は『対魔物連合軍』 に対抗していたらしい。}
え?2世紀前から『対人軍』あったの?
{あの、『対人軍』っていつからあるんでしょうか?}
{ああ、およそ4世紀ほど前だ。}
4世紀・・・。
それほど昔から人と魔物は争い合ってたのか・・・いや、その頃は魔人も人と争ってたんだっけ?
その深い歴史をティシュトリヤさんも背負ってたのかな?こんなにも思い重圧を。
まあ、取り敢えずソロで戦うことは無いようにしよう。・・・難しそうだけど。
運動会、あったんですよ。主の目当ては弁当だったんですよね・・・。
とても美味しかったです!これだから運動会はやめない。
負けたけど・・・