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まじょカル  作者: リトナ
マジョカル×魔女×巫女 ~第一章 まじょカル~
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☆逢花と水葉の用語解説☆ ―典礼魔術―

逢花:「『逢花と水葉の用語解説』にお越しくださいまして、ありがとうございます」


水葉:「ありがとうございます。……って、逢花、いきなり硬いわよ」


逢花:「え――! そうかしら……でも、最初だし、ね」


水葉:「まぁ、そうね。……コホンッ。このコーナーは本編では説明があまりなかった……もしくは足りなかったところを私たちが補完する場です」


逢花:「なので、いつもの雰囲気と少し違うかもしれませんがその時はすみません」


水葉:「では早速だけど『典礼魔術』についてね。知っている人は正直これから私たちが話す説明って、ぜんぜんありがたくもないんだけど……知らない人やボンヤリとしかイメージできていなかった人のために簡単にだけど説明するわ。はい、逢花」


逢花:「私がするんですね(苦笑)」


水葉:「だって、こういう系統は逢花の方が詳しいじゃない」


逢花:「もう、水葉ちゃんったら……。『典礼魔術』……本編では『まじょカル編 第二話 黒魔術』でナギトさんが学校の教室内で行われていた黒魔術の儀式を見て言った言葉でしたね」


水葉:「そうそう…………ナギったら、その時から覗いてばかりだったのね!」


逢花:(まだ根に持っていたんだ…………)


「典礼魔術を一言で現すなら、魔術のマニュアル化……ですね。一定の決められた方法を用いて魔術的効果を得ようとするものです」


水葉:「今回の黒魔術の儀式がまさにそれよね」


逢花:「決められた所作や服装、呪文なんかを忠実に行うのですが、これの怖いところは失敗した時に結果が望んだものじゃないだけならまだ良いけど、最悪の場合は術者に被害を与えることがあるんです」


水葉:「私も持ってるけど、退魔師が持っている護符なんかも典礼魔術よね」


逢花:「そうね。ただ日本で行われている方のは儀礼魔術や祭儀的魔術とも呼ばれています。呼び方が違うだけですけどね。典礼魔術の長所は方法さえ知っていて忠実に再現することができれば、術者が魔術的なことを理解していなくても行えるということです」


水葉:「わ、私はちゃんと理解して護符書いてるんだから!」


逢花:「ふふ。水葉ちゃんったら」


水葉:「私たちの身近なものにだってあるわよね……風水で特定の場所に物を置くことだってそうだし、一時学校で流行ったコックリさんやチャーリーゲームも」


逢花:「あまり後者の二つは身近なものでありたくないですけど……(苦笑)。水葉ちゃんの言うとおり、典礼魔術は個々によって様々なものがあり、広く括られています」


水葉:「あ!」


逢花:「どうしたの、水葉ちゃん?」


水葉:「呪いの藁人形もそうよね、逢花!?」


逢花:(どうして巫女の水葉ちゃんの口から呪術的なものばかり出て来るのでしょう……)


「えと……簡単な説明ではありましたが典礼魔術については以上で終了したいと思います」


水葉:「また、本編で解り辛いところがありましたら、その都度この場を設けたいと考えていますので、その時はよろしくね」


逢花:「あ、水葉ちゃん……もう次の用語解説しないといけないみたいよ……」


水葉:「そ、そう……とにかく今回はここまで!」


逢花:「はい」


逢花&水葉:「本編を読んでくれた方々、このコーナーを読んでくれた方々、ここまでお付き合いして頂いて、ありがとうございました!」




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