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プラズマ
山や海や空、木の葉の
色合いが溶け合い
淡く変わっていくさまを
ただ眺めているだけで
わたしの心は
天国に招かれてしまう…
なんと麗しい世界なのだろう!
そこから自然と浮かんできた詩を
腹から口ずさめば、それがよりいっそうに
確実なものとなっていく。
昔昔の詩人達や人々も
このような似た心情を
抱いていたに違いない!
ここまで人の心を洗い流して下さる
自然が持つ、清らかさの中心や
そのアルカナには
ただ神や愛や命に
礼拝をしている
無辜なる営みがあるからであろう…
たとえ太陽がはがれ落ちて
この世界が凍りつき
滅びるようなことがあったとしても
この感動の愛だけは
泉のように、湧き出でて
新たな世界を潤し続けていくであろう!
嗚呼…!灼熱の恍惚よ!
おまえはどこに飛翔していく!
どうか、おまえの背中に
わたしを乗せていってくれ!
わたしの全ての煩悩を燃やし尽くして
わたしをあの浄福なる無化へと
いざなってくれ!
そして、無化されたわたしは
何にでも染まり
また、何にも染まらない
強さと弱さ、柔らかさの自由を持って
全ての存在の中心の営みを激励する
おまえのようなプラズマになりたい!




