白い花
天なる草原の馨りに導かれて
心は霧となり
おとぎの国へ
全身全霊は誘われていきました
そこには
耳にしたこと
口にしたことがない
歌の御力とその翼はありました
その音色は果てしない
変貌を遂げて
光の柱がこぼれおちるように
その濤聲が
あらゆる万象へ
神秘の力をおびて
浸透していきました
とても静かな時間が与えられていき
その神秘は地の胸で眠りました
その胸の礎より
太古から未来にまで流れる
無数の水晶の川からは
余多なるいのちの記憶と
深遠なる叡智の閃光がほとばしりました
白い太陽から産まれた
プリズムの精達と手をとりあい
陽だまりのしらべにのって
天使達と恒久を讃える
つばさの舞を舞いました
すると聖なる生き物達が
この清らかな奏でに魅せられて
心を踊らせながら集いました
そこでは余多なる
おとぎのハーモニーと物語が
創造されては詠われていき
やがてこの祈りは
ひとつの大きな生命となって
小さな世界から
大きな世界のすみずみまで
溶けていきました
それは愛を育て愛を養い
この世界の次元上昇の
源となっていきました
それは永久なるよろこびを
想い起こさせ
幾つものかなしみや痛みを
智慧と慈悲に変容させる
力がありました
七色の山からは
色とりどりの花の精が
百千なる馨りを届けて
山の頂きには
白い太陽の御光が
この山の冠となって
見事に飾られております
クリスタルの城からは
太陽に照らされた
海のみなものような
煌めきがあり
その麗しさはまるで
自然があらゆる均衡を
讚美しているかのように
小鳥が平和を囀ずるように
あたたかさが
安住なる園を
約束してくれるように
輝き満ち満ちていました
嗚呼 ここかしこに
運ばれてくる白い花の息吹よ
わたしはあなたに歌を歌い続けよう
如何なるときが経とうとも
はじまりもおわりも訪れない
歌を捧げ続けよう
いついかなる
つとめであっても
心にそっと咲き続ける
枯れない花束をお贈りしよう
あなたはいつでも
わたしの心の襞を
感じて下さっています
わたしはいつでも
あなたの慈愛により
その御心を感じさせて
いただいております
嗚呼 なんて幸運なことでしょう
幾多なる輪廻転生から
生涯の拠り所となる
愛のふるさとに
邂逅することが
できましたこと
かの恍惚から恍惚へと
いざなわれて
この瞬間にこだまする
エデンとひとつになり
この世界を
静かなるよろこびをもって
歩きだします
愛という友とともに




