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血の汗
魔笛鳴り病まぬ
どこを探しても
おまえだけしかいない
どこからともなく
おまえだけしかいない
夜空に紺碧が虚しく映っている
下手くそが下手くそを山鳩のように
はて、呼応している
てきとーに、そうなんだいと、、
納得しているのはイロハ
中央は中央の近くで喚いている
これから、先には何もかもが待っていない
ライトニングスパイラルはうたかたの夢
舐めないで、その紙は
面と裏が何も無かった
夏なんて、そんなものだった
汚そうとしても
汚れないよろこびがそこにはあつた
きみはなにをおもう
わたしはいかにさまよう
ここは湘南台
きみのことばかり
気になつて仕方がない
仕掛けを忘れてしまったのだ
だのに…
あの夜は、あの夜は
月が朧気であった




