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献詩 (アミューの旅より)
外界に浮かぶ雲は
風で飛ばされて消えるのでもなく
出来事はただ起きているわけでもない
私達の内界に全て融けていく
私達の内界の雲が集まれば
やがて静かな光の雨が
ぽたんぽたんと落っこちて
虹の歌声と手を繋ぎ
私達の渇いた内界の土壌を潤して
七彩の木々を育てていく
七彩の木々は、やがて
全ての存在を讚美して仕える
七宝を実らせていく
私達の内界にある
沈まない太陽の炎によって
外界の世界にある
あらゆる障壁は溶けていき
暗闇のみなしごも照らされて
艱難辛苦の眠らない絶望や
青色吐息の輪廻転生でさえも
全てが恵みの大気となり
生の源となる
私達はやがて
神秘の飛沫に包まれて
自由自在の愛の翼を授かり
清淑にひるがえりながら
世界の中心を飛翔する




