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200文字小説集

閻魔大王大忙し!(200文字小説)

作者: 日下部良介

今年の夏は猛暑の影響で熱中症による死者が多い。

閻魔大王は大忙しだ。

「忙しいのはいいが、年寄りばかりだな」

そこに、とびっきり美人の若い女が現れた。

台帳を見るとかなり悪どいことをやってきたようだ。

後ろ髪をひかれる思いで地獄に送った。

しばらくすると、先程地獄に送った女がまたやって来た。

今度は純真無垢な経歴だった。

閻魔大王が不思議そうに見つめていると、女が口を開いた。

「双子の姉の元彼に間違って殺されたの」


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― 新着の感想 ―
[一言]  う…。これは、最初に出てきた「とびっきり美人」の妹なんですね?  その美人のお姉さんが恨みを買って、少なくとも、その一人がお姉さんを…。 そして、間違って妹を…。  なんだか、やりきれない…
[一言] なんて可哀そうなことでしょう。 閻魔大王ももっと調べてほしいわ! 私も地獄に言ったら話しておきます。(笑) ありがとうございました。
2010/08/26 20:22 退会済み
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