許される午後
掲載日:2026/05/26
外は、全てを洗い流すような雨。
室内へもじんわりと湿度が伝わってくる。
休日なのに予定もなく、一人ごろごろと午後を過ごす。
雨音がさわさわと優しく響く。
なんだか、許される気がして、ふとビールを開ける。
グラスの冷たさが、やけに心地よい。
映画が良いような気もするけど、何となく貯めている録画を消化していく。
画面の中ではいくつもの出来事が流れていく。
静かな部屋に音声がやけに大きくて、無意識にボリュームを下げる。
これくらいがちょうど良い。
雨音が、一段、強くなる。
ゆっくりと時間だけがすぎていく。




