第6話 お金がない! 1
犬の女の子、イヴとミルクが
にじのかけらをさがして だいぼうけんに!
対象:小学校三年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
ネズミ大先生と会った次の日から、
三人はコンパスと地図を見くらべて、
にじしょくにんの位置を熱心にかくにんするようになりました。
そこから三人は、にじしょくにんはあちこちよりながらも、
ネズミ大先生の教えてくれたように、
チューリップのおかへ向かっていると、
たしかに思うようになったのでした。
ところでネズミ大先生がくれた本というのは、
いったいどんな物だったのでしょうか。
大先生がくれた三さつの本のうち、
一さつはたいへんぶあつい物でした。
辞典か何かなのでしょう。
中にはむずかしい言葉がぎっしりつまっていました。
この本は、ミルクがおし花を作るのに、
大変役に立ちました。
「こんなむずしいことばかりが書かれた本にはさまれているんですもの。
中の草花は、おしばなになるころには
とてもかしこくなっているにちがいないわ」
ミルクはおし花を作りながら、
じょうだんでよくこんなことを言ったものです。
二さつ目は植物の本で、
身近にある草花の種類から、
野菜の育て方まで、
図入りでくわしく書かれていました。
これは旅先で見知らぬ花の名前を調べたり、
イヴが食事の材料をさがすのに大変ちょうほうしました。
さて、最後の本ですが、
これは物語でえいゆう物でした。
『コウスケのぼうけん』と言う題で、
ゆうかんな少年コウスケが、
あいぼう犬のペペといっしょに、
世界中を旅する物語です。
ペペがジャック・ラッセル・テリアだったので、
これはひどくオーティスの気に入りました。
イヴとミルクはオーティスに、旅の間も、
それが終わった後も、何度もくり返し
その本を読んであげることになりました。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2025年1月20日です。
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