第3話 出発、 そしてオーティスと出会う 9
犬の女の子、イヴとミルクが にじのかけらをさがして だいぼうけんに!
対象:小学校三年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
一方、イヴとミルクはどうなったのでしょうか。
始め二人は、
ふだんより重いペダルをこぐのに苦労しました。
しかし車輪が上手く回り始めると、
自然にスピードが出て、
その後はまるで風になったように森の中を走って行きました。
イヴとミルクは住んでいた森をぬけると、
まず広い草原に出ました。
それからまた少し行くと、
今度は大きな石ばかりがごろごろとある場所を通りすぎました。
ぬれた犬の鼻のように黒い石は、
どれもこけむしていました。
二人は色いろな景色を見ました。
イヴとミルクは新しく見る世界を、
どれもすばらしく変わっていて、きれいだなと思いました。
見知らぬ種類の生き物を見たり、
知っている者でも、
自分の森に住んでいるのとは少しせかっこうのちがうのを見るのは、
本当におもしろいことでした。
二人は新しい生き物を見かけるたび、
これぞまさにぼうけんだと感じました。
初めて見る植物や初めてかぐにおい。
全てがイヴとミルクにとって、しんせんで楽しい物でした。
そんな風にして旅を始めてから、
四、五日がたったある日の夕方のことです。
イヴとミルクは土手で乗り物を走らせていました。
土手の下にはとても大きな川が流れていました。
夕日が空をピンク色にそめて、
その色を川がすっかりうつしていたのは、
何とも言えず美しいながめでした。
イヴとミルクが進んで行くと、
川のすぐわきに小さな木が立っているのが見えてきました。
二人はその夜、その木の横にユニーク号をとめて、休むことにしました。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2024年9月5日です。
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