第2話 旅じたく 4
犬の女の子、イヴとミルクが にじのかけらをさがして だいぼうけんに!
対象:小学校三年生位~
読み聞かせや癒されたい人にもおすすめ☆
「旅で使う、まったく新しい乗り物を作る材料よ」
イヴの目的があまりに意外だったので、
ピッピはさらに色いろ知りたくなりました。
「材料? それっていったいどんな物かな」
今度はチッチが羽をパタパタさせて言いました。
「大きい物なの?」
「もちろん。乗り物はすごく大きいから、
材料がたくさん必要なの」
そう言って、イヴはかたにかけていたポシェットから、
あのせっけい図をうやうやしく取り出しました。
そして、その乗り物の大きさがよく分かるように、
紙のすみにイヴとミルクのかんたんな絵を、えんぴつでかき足しました。
「ね、とっても大きくて、作るのにはたくさんの材料がいるでしょう」
せっけいず図にえがかれた乗り物と、
犬の絵を見くらべながら、
ピッピが感心して言いました。
「本当に、すごく大きいねぇ。
でも、ここでなら材料はすべてそろいそうだよ」
ピッピは、イヴが両手で持っているせっけい図の上におりました。
「せっけい図からそうぞうすると、
材料にはきんぞくや木材をたくさん使うようだね。
ところで先週、ここへ大きなクマが来てね。
そいつがこれまた大きな車と
やつが使っていた大きなベッドを置いて行ったんだ。
そして、そんなバカでかい物をほしがる生き物はそういないからね。
まだ店に来た時そのままに置いてある。
君はラッキーだね。
それで乗り物の材料は十分、間に合うだろう」
「本当に? わぁ、うれしい。
こんなにかんたんにほしい物が見つかるなんて、
さすがはあなた達のお店ね。
いつでも何でもそろっているのだから」
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2024年6月28日です。
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