第1話 にじのかけら 16
犬の女の子、イヴとミルクが にじのかけらをさがして だいぼうけんに!
対象:小学校三年生位~
読み聞かせや癒されたい人にもおすすめ☆
「だからぼくが考えたのはね、
この三台のタイヤのついた箱部屋箱部屋をはさむようにして、
前後に自転車をくっつけるんだよ。
二人で前と後ろの自転車に乗って乗り物ごと進めばいい。
夜になったら乗り物の中で安全にねむれるし、
ガス欠の心配もない。
まあ、スピードは車よりは少し落ちるし、
自分でこぐからつかれはするけどね」
二人は喜び、はくしゅしました。
「すてきね、ケンちゃん! それなら、旅の間も
ふだんとそれほど変わらない生活ができるわね。
ダイエットにもなるし。一石二鳥だわ」
イヴがもも色のくちびるをほころばせて言いました。
しかしケンのアイディアは、それだけにとどまりませんでした。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2024年6月11日です。
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注意:この作品は 『小説家になろう』、『カクヨム』、『Novel days』に、同時掲載しております。