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⑥ぜんぜん開かない扉

深海の暗闇の中に明かりが灯った場所があり、そこが入口であった。


「ふー。無事到着したね」

「そうだな。それにしてもここは空気もあるのか」


中に入ると奥に繋がる通路が見えており、壁面にはその道を照らすためのたいまつが燃えていた。



「さぁ早く行こう!」


オルカはヒロトの手を握る。


「おい、待てって。こういうところって罠とかあるだろ」

「それなら安心して。ここまでは攻略済だから」

「おいおい、本当かよ」

「つべこべ言わずさっさと奥に進んじゃおう!」


 最初は半信半疑だったが、言葉通りここまで何もなく来ることが出来た。


「本当に何もないとは」

「だから言ったでしょう。でもこの先は何があるか保証は出来ないけどね」


 俺達の目の前には重厚な扉が行く手を阻んでいた。


「この扉が開けられないのか?」

「ほんとにぜんぜん開けられないんだよね。それでここからがヒロトの力を貸してもらいたいって訳」

「なるほど、ここの扉を開けるために能力を上げたいということか」

「その通りだよ。今日こそは開いてやるんだから! ヒロト。もう一度私の能力を上げて!」


 元気よく両手を広げるオルカ。


「能力は上がっているはずだから、まずはそのままやってみろよ」

「そうなの? 言われてみればさっきから身体が軽いね。そうしたら開けるとしましょうか」


 ガッ (オルカが扉の持ち手に力を入れる音)

 グッ (オルカが扉に力を入れる音)

 ドサッ(オルカが諦めてお尻を床に当てる音)


「おまえ諦めるの早すぎじゃないか?」

「だぁってダメですもん。ビクともしないし。あ~もう! どうしたらいいの~!」


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