何を言っているのかわからねーかもしれないが、俺もわからねー異世界（仮）

　この物語は、セカイ系で子供であるクトゥーナを愛でたり意地悪したりする物語です。それ以外はおまけです。良くある異世界物です。
　主人公がゲームだと思っていた世界は実在し、その世界でプレイしていたキャラクターとして存在することになりました。
　設定はガバガバです。
　日常物なので、山も谷もありますん。

　拙い文章ですがお付き合いいただけると幸いです。
　また評価してくださった方、ありがとうございます。

　かつてゲーム内において上位勢のギルドに所属していたマギサエルレイン。ゲームクリアと同時にギルドと仲間は消え、消失の日々を過ごしていた。
　心を埋めるため、他のゲームや、仕事をこなすが、その心が埋まることはなかった。
　年を取り、やがて仕事にも慣れて来て、暇を持て余すようになる。恋愛する相手も、仕方もわからず、何をして休日を過ごしていたのかも思い出せない。
　懐かしいゲームを再開すると、いつの間にかゲームの中のかつてのキャラへとなっていた。
　これが自分なのか、それとも刻まれた記憶を再現しているだけなのか判別できず、体の世話をしてくれていた少女と共に歩んでいく。ただやはり、かつての仲間は何処にもいなかった。最初は元の世界の影響を前面に出しながら生活していたが、徐々にその頻度も減っていく。
　どうやらこの世界で生きていくしかなさそうで、せめて、世話をしてくれていた少女が幸せになれるようにと、ただそれだけは願っている。