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みちくさ  作者: 斎木伯彦
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傭兵

 朝のニュース番組でフリーランスや非正規雇用が、契約解除や雇い止めで苦境に立たされていると紹介されていました。

 非正規雇用に対しては同情しますが、フリーランスは無関係にしか思いません。

 フリーランスは、傭兵です。

 技術や知識を資本にして、複数の企業を相手に商売するフリーランスと、特定の企業に雇用されている非正規雇用では種別が違いますから、一緒くたにするのが間違いです。

 フリーランスが苦境に陥っているのは、自らの経営手腕に問題がある自業自得です。


 もっと分かり易く考えてみましょう。ある王国が戦争を終えました。軍を縮小するのに、どこから人員削減するでしょうか。

 軍団には以下の種別があります。

 正規雇用=常設王軍

 非正規雇用=非常呼集

 フリーランス=傭兵

 こう考えると、傭兵フリーランスが真っ先に解雇されるのは当然ですね。

 その次が臨時雇いの非正規雇用です。

 ですから、逆説的に言えば、傭兵は自分自身の価値を安売りしてはいけません。

 いつ無職になってもいいように、ある程度の貯えができるよう自らを高く売り込むのが基本戦略です。

 それすらできない無能は野垂れ死ぬのが運命ですから、苦境で国に助けを求めるなんて、自ら無能を宣伝している愚か者です。

 それは派遣業にも言えることです。

 派遣業は言うなれば傭兵団です。団長(社長)が自らの団員(社員)を安売りするのは、その団員(社員)を捨て駒にしているのと同じ意味です。

 安売りしかできないような社員ではなく、仕事に対する矜恃を持ち、相手企業が欲しがるような社員を育成するのが責任ある企業です。

 使用者も雇用主も、我々日本人に必要なのは意識改革ですね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です。 [一言] なるほどと思います。 「朝のニュースから」ということで、以下の点に関してどのようなご意見をお持ちか、参考までにお聞かせ願えればと思います。 Aという大企業に…
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