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みちくさ  作者: 斎木伯彦
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治にいて乱を忘れず

 東日本大震災から九年が過ぎました。

 自然災害は突如として我々を襲いますので、普段から防災に意識を向けるのは大切なことです。

 起きてしまうのは止めようがありませんので、起きてからの対応が重要ですね。

 その発生後の対応は、事前に定めておく必要があります。これが「治にいて乱を忘れず」ですね。

 自然災害でも台風は気象予報である程度の対策はできますが、地震と津波は予測できませんので発生後の対応に重点を置いた対策が必要です。

例えば、地震で道路が寸断されたり、建物が倒壊した場合、迅速な避難や救助活動の妨げになります。

 そこで建物が倒壊しても塞がれないだけの道路幅の確保や、少なくとも三方向に進むことができる道路整備などが事前対策として考えられます。

 また救助活動を消防のみに任せるのは負担が大きいですので、各自治体で自警団を編成し、避難誘導や救助活動の補助要員とするのが良いでしょう。

 自警団構想は以前から提案しているのですが、賛同者が増えません。諸外国では実施されているのですが。

 私の提案する自警団は

・地域の哨戒活動(警察や教職員の負担軽減)

・清掃活動

・地域特情に応じた雑務

 などを日常業務に考えております。

 教職員による夜回りを、自警団が担当することで負担軽減効果が見込めます。また清掃活動を行えば隅々まで目が届いて犯罪抑止効果も期待できます。

 地域特情に応じた雑務とは、例えば雪国では歩道の除雪や高齢世帯の屋根の雪下ろしなどです。他にも多様な雑務があると思います。

 自警団を国民のみで編成すれば雇用対策にもなりますし、地域の住民の顔見知りが避難誘導や救助活動に当たることで、被災者も安心して指示に従うでしょう。

 いざ災害が発生した場合には、避難所の運営を担うことで、支援事業や復旧作業などが円滑に進むと思います。

 自警団の法的根拠などの整備、位置付けで紛糾するとは思いますが、困った時にはお互い様の精神に行政が先手を打つのは悪くないはずですけどね。

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