現実の壁
「少子化対策は別稿で」と書いてから、半月も過ぎてしまいました。
巷では武漢肺炎が流行の兆しを見せておりますが、政府の対応は後手に回ってばかりで効果的な対策が打てていません。
何故か?
答えは簡単です。
「現実が見えていない」
何事もこの一言に尽きます。
今回は少子化について絞ります。
少子化の原因を突き詰めれば、行き着く答えは男女共に「収入に不安がある」になります。
これは男女平等の結果です。
人口が増加していた頃と、現在の世帯年収に差はほとんどありません。世帯年収の平均は約600万円と言われています。
では何故、男女平等では少子化になるのでしょうか?
男女の賃金に格差があった頃、男性の年収は500万円以上でした。
ところが男女平等の現在は、個人年収は300万円から400万円に下がっています。女性が求める理想の男性の年収は500万円以上の男女格差があった頃と変化がありません。
ですが現実は、男女平等の結果、300万円から400万円の年収の男性が大多数になっています。
これでは結婚しませんし、子供も増えません。
男女平等で共働きが前提の社会構造に変化しましたので、世帯年収600万円は変化していません。ですから、変化しなければならないのは女性の意識です。
年収の低い男性が増えた現実を受け入れて、妥協して下さい。
それか、昔のように男女格差のある社会構造に戻して、専業主婦を謳歌するかの二者択一です。




