終わり良ければ
「終わり良ければ、全て良し」
こう言われますね。
似たような言葉に「棺を覆いて、事定まる」というのもあります。
私が執筆する上で気を遣っているのは、終わり方です。
終わりの場面を決めてから、盛り込みたい場面を幾つか案出し、それぞれを繋いで一つの話にまとめます。
時間の流れで言えば、過去から未来へと書くのが書き易いのですけれど、私の書く順序は未来から過去へ溯るように物語を決めています。
この「終わり方」は非常に重要で、ここを間違えると「竜頭蛇尾」になります。
2018年の春アニメで、最終回が有り得ない結末を迎えたため私は思わず「時間返せやボケー!」と心の中で叫んだことがあります。実際に叫ぶと近所迷惑ですから控えましょう(笑)
その年に視聴したアニメの中で最低点を付けました。
2018年のアニメで満点を付けたのは「ゾンビランドサガ」と「STEINS;GATEゼロ」でした。次点で「ゴブリンスレイヤー」でしたね。
終わり方が良いですし、次回も期待できる内容が高評価に繋がっています。
執筆するからには、こういう「何度でも見たい」と思わせる物語にしたいです。
終わり方に納得できなかった例は、「頭文字D」もでしたね。
あれは半分以上は編集部に責任があると思っていますけど。
今は続編もあるようですから、あの最終回は水に流しても良いかもしれません。
ただ、何でも水に流すと環境省に怒られそうですけど。