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みちくさ  作者: 斎木伯彦
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灰の水曜日

 灰の水曜日(Ash Wednesday)と言われてピンと来る方は、キリスト教に造詣の深い方と思います。

 中世ヨーロッパを舞台に物語を描きたい方は、キリスト教関連の祝日や行事に通暁していないと物語は薄っぺらなものになってしまいますので、よくよく研究しなければなりません。

 灰の水曜日から復活祭の前日までは四旬節(Lent)と呼ばれ、断食を行う期間です。断食と言ってもイスラム教や仏教のような断食ではなく、肉や卵を食べない断食です。

 四旬節の間は主に魚(鰊)を食べるのですが、ヨーロッパの魚料理は塩漬けの魚を調理するので、味気ない代物です。そのような味気ない代物を40日間も食べるのですから、なかなかの忍耐力が必要でした。

 その断食期間が終わると復活祭(Easter)です。肉や卵が帰って来る日ですから、盛大なお祭りになります。

 この気分を味わおうと、肉、魚、卵を絶ってみたのが昨年の今頃でした。豆腐や蒟蒻、茸類を中心に献立を考えてなんちゃって精進料理を試しました。

 三日目ぐらいから精神的苦痛が増し、買い物に行くと無性に刺身が食べたくなる異常事態。一週間ぐらいで打ち切って刺身を食べた時は感激しましたね(笑)

 何事も経験するのは大切ですが、無理は禁物です。

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