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明かされたステータス

少し遅れました。┏○)) サ━━━━━━━━セン!


 飴を食べ、姿が変わり、力を得たのはいいとして、ある大事なことに気づいた。



  「そういえば、どうやって与えられた力を確認できるんだ?ユーは論外として、多分俺も鑑定スキルとかないと思うから見れないぞ??」



  「酷いなぁ。んー、でも俺も持ってないと思うよ?」



  「あ、おr、間違えた...私多分持ってるかも。見る力が欲しいって言ったから!」



 元兄こと、ナツねぇが自分のことを俺と言い間違えそうになった。意外と雪華ことユーは少し軽い感じの男の話し方に見えるが、大丈夫そうだ。俺は中学から高校まで演劇部だったからこういったのは得意だけどな!おそらく、会話能力が上がったのも部活が関係していると思う。因みに、ユーはこの世界に来るまでは空手部に入っていた。幼い頃から習っており、実力は折り紙付きである。



  「あー、なつねぇ。俺達の前ではあんま無理しなくてもいいぞ?あと、鑑定スキルがあるんなら、早速だがみてもらってもいいか?」



  「そうそう。ちょっとくらい楽にしていいと思うよ。あと、俺のも見てね〜!!俺でも扱いやすい力がいいなぁ」



  「いや、頑張ってみるよ。慣れないといつか人と話す時ボロ出しそうで怖いし。てか、スキルってどう発動すればいいのかな?ヒガンかユキは知ってる??」



 ......そういや、どうすればいいんだろう?よくあるのだと詠唱とか、呪文口にするんだろうけどそれすら知らないしな。



  「ごめん。知らないけど、それっぽいの言ってみるとか、見るぞーって気持ち込めるかだと思うぞ?」



  「俺も聞いてないよー。でも、なんかブツブツ言いながら発動するイメージがあるよ?」



  「やっぱりそんな感じだよねぇ......はぁ、なんか凄い恥ずかしいんだけど、やってみるしか無さそうだし......それに今身内しか聞いてないからね。けど、見るのは何となくだけど気持ち込めるので良さそうかな?」



  「俺は恥ずかしさなんて演劇部でとっくにさよならする羽目になったしな!!......そうだなぁ、別に魔法とかとは微妙に違うし、発動するイメージでいいと思うぞ?」



  「俺はまだ学生だから許されるよねー!!」



  「(演劇部なにしてたのっ?!あと、ユキ、学生もアウトだよ......)分かったよ。出来れば戦う時も言いたくないよね......」



  「「下手したら戦闘中思わず笑ってしまいそうだしな/ね!」」



 ナツねぇは目を閉じて深呼吸を繰り返し、気を落ち着かせている。まぁ、素面(しらふ)で詠唱するとか普通に抵抗あるよな。俺は無いけど......慣れってコワイナー。



  「(ふぅ集中集中、見るものは私達のスキル情報とその他もろもろだったよね??......鑑定!!)」



  「「(今......目開けた時、目が光かった??)」どう??見えた?」



  「......情報量多くて吐きそう。てか、どうなってるの?この能力!!頭と胃が痛い」



  「......うっわぁ、なにその反応!?大丈夫か??」



  「そんなに酷かったの?」



 どうやら成功はしたようだが、なんとも目を背けたくなるような反応だった。



  「うん。成功はしたよ。......ただ、本当にとんでもない力ゲットしてしまったなーって感じだね!!これ、本当に良かった!!たぶん、バレてたら確実に良いように利用されてたか、危険と判断されて殺されるか拘束、または監視だね!!」



  「......これから、鑑定できる人間は避けような!!」



  「セーフだったね!!自由に出来ないのは嫌だし!!」



  「で、どんな力か言うから。聞きたくないって言っても無理矢理聞かせるから。苦悩を一緒に背負ってもらうからね!!」



  「「......ドーゾ」」



 いくら美人でも真顔で瞳孔かっぴらいていたら怖いんだな......むしろ、顔が整っているからこそ迫力があるのか??



  「あのさ、なんか書けるもの持ってない??」



  「ん?あー、書いた方が見やすいからか......確か遊園地に行く時のリュックにペンとスケジュール帳入れてたと思うからそれ使って書けば?」



  「うわぁ、なんか緊張して手に汗かいてきた!!」



 なつねぇは眉間に皺を寄せながら一心不乱に紙に向かって情報を書いている。また、ユーは早く知りたいのか忙しなく、そわそわしている。俺はその間いまの現状を冷静に見て感謝していた。俺達は召喚時確かに性別が変わっていた。だが、服は変わってなかった......要するに性転換前と同じ服装を着ているってことだ。俺達は遊園地ではジェットコースターなどのアトラクションを好むから、3人ともTシャツ、パーカー、ジーンズなどの比較的男女兼用の服を着ていた。だから、本来の正しい召喚者である人たちには不審に思われなかった。また、今の姿になった時も服のサイズは体に合うようになっていたのでダボダボやピチピチとはならずにすんだ。そうして、俺が思考を巡らせているうちにどうやら書き終わったようだ。



  「あー、やっと終わった......改めてこれまずいよねぇ」



 そう言いながらナツねぇは紙を見せてきた。そこに書いてあったのは、本当にとんでもない事だった。




 名前:ナツナ(元 神城 夏輝) Lv1


  性別:女 年齢:19 身長:164 種族:人族

   職業:弓使い 適性武器:短弓、長弓、狩弓 

   属性:闇、風 装備:壊れた腕時計、Tシャツ、スキニー、くるぶしの靴下、スニーカー


HP:1200      MP:1000

力:200 防御:100 

素早さ:400 精神:500

運:400 ギフト:月読

特殊スキル:無限収納、影縫い

称号:異世界人、見通す者、コミュ障、苦労人



 名前:ヒガン(元 神城 紅羽) Lv1


  性別:男 年齢:18 身長:150 種族:人族

  職業:魔物使い 適性武器:刀、扇

  属性:火、光 装備:Yシャツ、薄手のロングパーカー、短パン、ニーソ、スニーカー、アメピン×3、イヤーカフ×2、チョーカー


HP:1400      MP:900

力:200   防御:200

素早さ:300    精神:400

運:500 ギフト:陰陽

特殊スキル:結界、言語理解

称号:異世界人、受け入れる者、合法ショタ、腹黒



 ユキ(元 神城 雪華) Lv1

  

  性別:男 年齢:16 身長:170 種族:人族

  職業:格闘家 適性武器:ガントレット、ナックル

  属性:水、雷 装備:ジャケット、タンクトップ、ガウチョパンツ、サンダル、ネックレス、ブレスレット、青いピアス×2


HP:1800 MP:300

力:600 防御:400

素早さ400   精神:100

運:200   ギフト:拳神

特殊スキル:超直感、ベクトル

称号:異世界人、突き進む者、脳筋、愛すべき馬鹿



  「確かに基本の強さは勇者と比べて劣っているな......普通と比べて多分強い方だと思うけど。けど、それを上回る謎のギフトと特殊スキルッ!!なんでっ?!これあきらかに異常でしょ??なにこれ?てか、おい、称号......誰がショタだっ!!腹黒も失礼にも程があるよね。あと、にーちゃん、もう既にコミュ障と苦労人のレッテル貼られてるよ......雪華も一体なんなの?その力のステータス私とにーちゃんの3倍ってなに??とうとうゴリラにでもなんの??お前の1番怖いよ!!人間ってか、野生の動物のステータスだよね??......すぅ...はぁ、ノンストップで言うのって結構疲れるんだな...」



  ((......つっこみすぎて口調戻ってるよー))



  「俺でも自分の力がおかしいのは分かったよ......力のとこ勇者で1番強かったやつと一緒だし!!だが、称号は許さん!!バカって何さバカって!!」



  「私が死んだ目になった理由わかってくれた??称号はもう、諦めたからいいよ。あと、称号は2人ともブーメランだから......それより、ギフトとかの情報いる??」



  「「なぜいらないと思った??」」

  

  「え?なんかゴメン......」



 そこからナツねぇによる説明が始まった。なつねぇの「ギフト」月読は見ることに特化しているらしい。人や物、自然から過去を読み取ること。人の考えをよむこと。暗いとこやキリが多いとこでも問題なく見れる。普通じゃ見えないくらいの遠いとこでも見ることが出来る。挙句の果てにはテレパシーが使えること。王宮のとこで使ったテレパシーは神様に頼んで先に使ったこと。

俺の「ギフト」は陰陽の特質である融合、同化、集合、分離、拡散などが使えること。ナツねぇ曰く魔物をテイムしたらもっと詳しくわかるらしい。ユーの「ギフト」はそのまんま拳に特化しているらしい。魔法を拳で砕けたり、普通の格闘家とはありえない戦い方ができる。


 続いての特殊スキルの説明では、ナツねぇは、マジックバックなしでも、ナツねぇの傍に無限時間経過なしの空間がある。そして、影縫いは相手の影を固定することが出来る。俺は結界を使えたり、全ての言語が分かる。ユーは、本能的に力の使い方が分かったり、嘘や本当が分かるらしい。考えることが苦手で、騙されやすいユーにはぴったりだと思った。また、ベクトルは使い道が多くて複雑だけど、使い道が多く便利なスキルだとのこと。例えば力の強い相手の威力を弱く方向転換させたりと向きをかえることができるらしい。



  「......もう、いっそヒキニートになったら誰にもバレずに済むんじゃないか??SAN値は守ってこーぜ?な??」



  「ちょっ?!ヒガン諦めないで!!あと、SAN値は投げ捨てるものだから!!」



  「SAN値??ってなにかはわかんないけど、引きこもったら光浴びれないから身長伸びなくなるよ〜いいの〜??あと、俺的にはステータスやギギフトよりもなっちゃんとひぃくんの闇と光が逆だと思ったよー」



  「......ユー、俺は植物じゃないし光合成できねーよ?それに日光浴して身長が伸びるほど世の中甘くないんだよっ!!あと、何気に失礼だな!!自分でも思ったけど!!」



  「あー属性に光があるのに称号が腹黒ってなんなんだろうね??あと、私のステータスから連想されそうな暗い過去な??もしバレてかってに勘違いされてシリアスになられるのやだなぁ」


 

 一通り話して疲れてしまった俺たちはとりあえず寝ることにした。寝るとこはベットが3つあるとこを選んでいたので一人一つのベットで寝た。薄い布みたいなタオルケットを体につつみながら濃い一日だったなと思いながら俺は目を閉じた。あ、そういやご飯昼から何もたべてなかったな??

皆さんはSAN値は守っていく方ですか?投げ捨ててこーぜ!!な方ですか??


第4話終わりましたー!!いやー、設定って生えてくもんですねー!!そんで自分の首がしまってく!!

ここまで読んで頂きありがとうございます!!まだ続きます!!

そして、貴重な時間をさき読んで頂きありがとうございます。ぜひ、これからも読んで頂けると嬉しく思います!!


あと、誤字あったら教えて下さると助かります!!

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