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事故ったと思ったら巻き込まれた

自己満で書いた物語です。正直やらかした感は半端ない。性転換とか主人公が3人構成っぽいとか、地雷が多い人は読まない方がいいかもしれませんっ!!


それでも、ばっちこいな人はそのままお進み下さい!!

 

(天国のお母さん、お父さん、元気?。私、何かしましたかね?)





 「よくぞ、来てくれたっ!!我が召喚した勇者達よ...今この国は危機を迎えている。魔国に戦争をしかけられた。だか、恥ずかしいことに自国は魔国と戦えば失うものは多いだろう...どうか我々や、国民のために力を貸してくれ!!どうか、魔王を倒して欲しい!!」



「もう、耐えきれませんのっ!...私とても怖いですわ!!あの、恐ろしい化け物達が住まう国と戦争しなければならない可能性があるなんてっ!!日々震えがとまらなくて夜も眠れませんわっ!!」



「ぐすっ...勇者様ぁ!どうか助けてくださいませんかっ??」





 今、私の目の前には信じ難い事が起きている。日本では、いや、現代ではありえないだろうといった景色が視界に広がる。高級感漂う大広間、大理石であるだろう床、輝かしく辺りを照らすシャンデリア。そして、宝石を散りばめられた王座にどっかりと座り、どこか期待した目をしているデ...ふくよかな男。その隣で涙を流し、しずしずと泣く見目麗しい女性と縋るようにこちらを見つめる娘。あぁ、とても可愛そう...


 (...なんて、思うわけないだろうがwww)



だって、おかしな点が多すぎる。本当に危機を迎えているなら、どうしてあんたら以外の連中はあんなにも落ち着いてんの?それに、寝れてないなら、さすがにあんなに肌潤ってないとおもうんだけど??


まぁ、怪しさは置いといて、1番は...うわぁ、何コレ?テンプレかよwwwwwだけどなー


ちなみに私の中では答えは決まっている。上手く逃げよう...うん、それしかないよねっ!!



そうと決まればあの二人どうしようかなぁ??ん?2人って誰のことかって?それはね...まず、今からどうしてこんなことになったか説明するか!!





召喚前


 「ねぇ、にーちゃん、雪華、久々に3人とも休みだし、どこか遠出するのはどう??」


 「はぁ、いいけど、あまり遠くは運転しないからね...」


 「え?マジで!!行きたーい!!どこにする??」



 今更だけど私達は三兄妹だ。1つ上の兄の夏輝(なつき)、2つ下の妹の雪華(ゆきか)、そして、私、紅羽(くれは)だ。二年前、私が高校二年生の頃、私達は3人だけになってしまった。親戚に引き取られるはずだったのだが、兄が働いているので3人で暮らそうと決めた。



 「じゃあさ、遊園地いくのはどう?...ベタだけど!」

 

 「「いいよ〜『コーヒカップ/お化け屋敷』は嫌だけど」」


「wwwwwハイハイ、分かってるってwww」


 「「「じゃあ、レッツゴー!!」」」


 


 私達は何気ない日常の会話をし、遊園地に向かっていたはずだった。だけど、突然凄まじく鼓膜を壊すような音が聞こえた。その瞬間一周まわって痛みも感じなくなるような激しい衝撃が体に...その瞬間、私の意識はブラックアウトした。




 (まぁ、要するに事故ったってことだよなぁー。えぇーと、にーちゃんと雪華は、と...うわぁwwwこっちも別の意味で事故ってるしwww)



 私のいる大広間には私達3人だけではなく、40人ほどの高校生らしき人達と、大人3人がいた。たぶん、遠足かなんかで生徒、引率の先生、運転手だろう。


 そして、私が内心笑っているのは、兄と妹の姿である。簡単に説明すると、兄は女に妹は男になっている。創作小説などにときどき出てくる性転換ってやつだ。そうなったわけはのちのち話そう。


 ここで今の状況を思い出そう、一言で言うとどうやってこの2人を連れてこの国からにげるか、だ。


 (おーい、聞こえる?紅羽?)


 (?!え?は?誰だよ、こっわ!?)


 (俺だよ。夏輝!!今、頭ん中で話してるから声ださなないで!なぁ、これ逃げた方が正解なやつだよね?)


 (?!にーちゃん??後でどういうことか聞くから...。多分、いや、確実に逃げないと、だなぁ。...あれ、雪華とは話してないのか??)


 (あいつは、こういう異世界転移とか勇者召喚とか知らないと思うからね。)


 (OK、把握。てか、にーちゃんあのブ...王様になにか言えるの??なんか言わないと逃げること出来ないと思うけど??)


 (今、王様のこと豚って言おうとしたよね?!相変わらず口悪いなぁ、紅羽。...俺は初対面の人とは話せないから!!コミュ障舐めるな!てことで、よろしく。)


 (...人任せかい!まぁ、知ってたけどなっ!!どうにかしてみるわ...じゃ、雪華にすこし黙っててって伝えてもらっていい??)


(雪華キャパオーバーしてるから、そもそも話せないんだよね...)


((...まぁ、その方が楽だしいいな/いいよね。))



 「王様、申し訳ありませんが、どうか私めの言葉を聞いて頂けませんか??」


 「よい、申してみよ!」


 「(うわぁうぜぇ...)ありがとうございます。私は、貴方様が望む勇者ではありません。貴方様の欲しい力を持っていません。そこの2人もです。」


 「何っ?!それはどういうことだっ!!」


 「貴方様が勇者召喚されたのはそこの方たちです。私達はただ、そこに近い場所にいて、巻き込まれた、ということです。ですので勇者としての力など持っていないと思います...このままここにいても、力になるどころか邪魔になりうるでしょう。元の世界に戻していただけないでしょうか?」


 「巻き込まれた...だと?力もないのか。(使えないやつらが来たってことか...)だが、元の世界に戻すことはできない。それ以外なら叶えよう。」


 「(きたっ!!)そうですか...元の世界には...。でしたら、どうか僅かでも構いません。少しの生活が成り立つ資金をいただけないでしょうか。頂ければ3人で、この世界で力をあわせ、暮らそうと思います。」


 「ふむ...許そう!だが、その前に本当に勇者ではないか確認させてもらうぞ!!おい、鑑定士!!こっちへ来いっ!!そして、3人とも並べっ!」


「「「かしこまりました/はいっ/えっっ!!あ、はいっ??」」」


「それでは鑑定を始めます。」



「ステータスオープン!!」




鑑定結果


神城(しんじょう) 夏輝 Lv1

職業 迷い子

HP 100

MP 100

力 86

防御 78

素早さ 93

精神 95

運 87

スキル なし


神城 紅羽 Lv1

職業 迷い子

HP 100

MP 100

力 74

防御 84

素早さ 91

精神 92

運 98

スキル なし


神城 雪華 Lv1

職業 迷い子

HP 100

MP 100

力 95

防御 99

素早さ 95

精神 64

運 76

スキル なし



「...これはなんとも言えない数値であるな。スキルもないとは...一般人と比べるとステータスは高めだが、冒険者と比べると酷すぎる!!」



「しかし、お前達が嘘をついていないことは分かった。よかろう、資金を与えてやる。おい!!従者!金貨10枚を持ってこい!!」


「はっっ!只今!!」



「従者が戻って来る間にそこにいる召喚者達のも鑑定せよ。」



(...鑑定結果発表中...)


「おぉ!!良いものが5人もっ!!その内3名はさらに上物ではないかっ!!」




河野 明(こうの あきら) Lv1

職業 聖剣

HP 3000

MP 2000

力 800

防御 700

素早さ 600

精神 600

運 300

スキル 聖剣召喚Lv1 剣術Lv1 光魔術Lv1


黒井 萌(くろい もえ) Lv1

職業 聖女

HP 4000

MP 3000

力 100

防御 800

素早さ 200

精神 1200

運 100

スキル 光魔術Lv1 回復魔術Lv1


堀田 要(ほりた かなめ) Lv1

職業 賢者

HP 2000

MP 4000

力 200

防御 400

素早さ 400

精神 1400

運 200

スキル 火魔術Lv1 水魔術Lv1 風魔術Lv1 土魔術Lv1


矢崎 詩織(やざき しおり) Lv1

職業 アーチャー

HP 2000

MP 3000

力 100

防御 300

素早さ 1000

精神 400

運 200

スキル 弓術Lv1 風魔術Lv1


佐東 健也(さとう けんや) Lv1

職業 格闘家

HP 3000

MP 500

力 800

防御 800

素早さ 600

精神 100

運 100

スキル 拳Lv1 火魔術Lv1


「王様っ!資金をお持ち致しましたっ!」


「では、さっさっとその3人に渡せ!!行って良いぞ!貴様らに用はないからな。」


「...そうですか、ありがとうございます。では、失礼します」






ぎぃぃぃぃ...、バタン......



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 私達はやっとあの城からぬけだすことができた。


「「「......はぁ」」」


「やっと...終わったっ!!あぁ〜面倒だった!!」


「お疲れ〜!!上手くいったみたいだけど、続きは宿見つけてからにした方がいいと思ってるんだけど、どう?」


「そうした方がいいな。用心するに越したことないだろうし...」


「...あのさ、喋ったらマズそうだったから喋らなかったんだけど、これ、どうゆー状況?雪華達、遊園地に向かってた時事故ったとおもうんだけど??あと、なんで雪華だけじゃなくて2人とも性別かわってんの?」


「「...いまさらっ?!てか、そこからかよっ!!」」


「「とりあえず、宿入ってから説明するから」」


「なんか、ごめん...」





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 雪華への説明や、心身を休ませるための宿屋を探していると、にーちゃんが突如一点を指で示した。




「あ、ここいいんじゃない?可もなく不可もなくって感じで!!」


「まぁ、なんというか普通だな...」


「雪華、寝るとことお風呂あればどこでもいいよー!!」




 もうすでに、空の色は夕日のオレンジがかった色に染まっていることが分かる。だが、私の思考は1つの問題に辿り着いた。


「あのさ、金貨10枚貰ったのはいいんだけどさ、この価値ってどのくらい?」


「...忘れてたよ。この国が不味いとすると、騙される可能性があるね。」


「デスヨネー」


「にーちゃん、紅羽、何日かここに泊るのはだめなの?そしたら、高いお金払っても不思議に思われないんじゃない??」


「「...病院ってこの世界あるか?/あったっけ?」」


「酷くない?!いくら何でも!!」


「「自分の今までの言動振り返ってみろよ!!」」


「...にーちゃん、情報も欲しいし私は雪華の考えに賛成するよ。」


「...はぁ、じゃあそうする?」


「「よしっ、やっと休める/やった〜ご飯食べれるっ」」


「なぁ?!それが本音じゃないよね?!」


 そうして、私達は自身の能力や性転換についてなど今の状況を整理するために宿に金貨1枚を払い1週間滞在することにした。


 


まぁ、反省はしてるけど後悔はしてないっ!!(*`・ω・´)

楽しかったって思ってくれたなら作者冥利につきますよね!!

見てわかる通りとんでもないほどキャラが濃く、題名どうり、事故ってます。けど、まだまだこれからなんですよねぇ...。初めてで至らないこともあるかもしれませんが、ぜひ、これからもよろしくお願いします!!

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