表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/100

しらすisマイエンジェル

なんとか形になった……!

ちなみに最終結果

1…5

2…0

3…0

4…12

5…2

でした!! みなさん投票ありがとうございました!!!

「流石にそろそろ……なんとかしないとダメだよね」

なんだかんだと先延ばしにしてきたカゲロウさんとのこと。

ALT杯の時にどこぞのバカが暴露してくれちゃったせいで急に発生したこの問題、それに決着をつけることを。

「ふぅ、よし……」

『カゲロウさん、今から会える?』

『あぁ、大丈夫だ』

『ん、ありがと。場所はここね』

そう言って、いつだったかロンちゃんに呼び出されたあのカフェのURLを送る。

『わかった、今から向かう』

ここまできたらもう後戻りはできない。良くても悪くてもこれでおしまい!

「どったの弟子ちゃん、どっか行くの?」

「あんたはお散歩でもいってろ」

近づけさせないからな元凶。


「あ、カゲロウさん」

「よぉ、トーカ」

あのカフェでカゲロウさんを待つこと数分、ついにカゲロウさんがやってきた。

「今日呼び出だし理由なんだけど……」

「あぁ、わかっている」

そりゃあわかるか、わざわざ防音の場所を選んだから。

「だったら……!」

「俺はお前が好きだ」

「!?!?」

嘘!? ホント!? デジマ!?

「それと、お前はどうにも俺の妹に似ていてな」

「へ、へぇ、実は私もカゲロウさんがどうにも兄に似てる気がして……」

カゲロウさんもそんなこと思ってたんだ。なんかまるでホントの兄弟みたいだね……まさか本当に兄弟なんてことはないよね?

「ね、ねえカゲロウさん」

「なんだ?」

いや流石にないとは思うけど、一応確認はしとこっと。

「兄妹って上から兄、次男、長女の順番?」

「そうだ」

なんとなく嫌な予感が……まさかさっきのフラグ?

「そ、その妹と弟にお兄ちゃんとか名前じゃなくて『兄』って呼ばれてたり……?」

「あぁ、なんでわかったんだ?」

いやいやいや偶然偶然きっと偶然!!

そんな兄にガチ恋してたなんてないよね⁉ ないっていって⁉

「苗字は如月?」

「あ、あぁ…………はっ⁉ いや、まさか⁉」

いやいやきっと苗字が一緒なだけだって!!!

「ねぇ、名前教えてもらっていい?」

「小夜……ちなみにお前は?」

名前まで一緒なんてこんな偶然あるんだねーHAHAHAHAHA

「冬華……」

「だ、だったら真ん中は……」

ここは違ってくれ……!

「「日向」」

もう屋だお打ち換える…………


みんなこんにちは! 私トーカ!

突然だけど私には好きな人がいて、そんな彼は爽やか系無口キャラの超イケメン……きゅん。

そして今日、ついにそんな彼との決着が着くんだけど……そこでまさかの事態が⁉

………………………………………………………………………………死にたい。

こんな現実逃避をしちゃうくらい死にたい……これはこれで死にたい…………。

「あ、あのさ……兄」

「……………………」

カゲロウさん……兄は個室の隅で壁のほうを向き、体育座りをしている。

きっと兄も私と同じことで死にそうになってるんだろう。

「ん!? どんなことになってるかと見に来てみれば、これはなにがどうなって!?」

しらす!? ここ私たち以外侵入禁止にしてあるはずなのに!?

「あぁ、私はトーカちゃんのテイムモンスターだから入れるみたいなんだ」

ホントこのゲームの人読心術上手すぎない!?

「ひーいずまいぶらざー……」

「ふぇ! マジで!? はーん、ふーん、ほーん……」

一瞬すごいびっくりしたようだけど、ニヤニヤした顔に変わる。

い、嫌な予感が……

「まぁそういうこともあるさ、人間だもの」

あれ? 意外と普通なこといったぞ? もっと『兄弟同士での禁断の愛! 許されぬ愛、それでも2人は突き進む!! ブラコンシスコンここに極まれり、だね♪ うげぇ』ぐらい言うと思ったのに。

「ほらほらカー君も、兄妹で死ぬほど恥ずかしいとは言え一度は惚れた女の前でしょ? そんな恥ずかしいとこ見せていいの? そんなことなかったとしても折角の兄の威厳が台無しだよ?」

「あ、あぁ……」

「弟子ちゃんだって、フラれてもう会えなくなるよりはマシじゃん。ポジティブにポジティブに!」

「う、うん……」

「あ、返事の仕方も兄妹で似てるねぇ」

うっさいやい……

「とにかく、その様子を見るに普段も仲がいいほうなんでしょ? それに一緒にいるならもっと先に気づくはずだから今離れてるよね?」

しらすの推理力がやばい、超当たってる。

こんなんなってもやっぱ天才錬金術師なんだなと改めて思う。

「だったらむしろこうやって会える機会ができたんだからいいじゃん、弟子ちゃん風に言うならもーまんたい!」

「し、しらすぅ……」

ヤバイ、しらすが天使過ぎてヤバイ。

「ささ、上を向いて歩こう、だよ♪」

「あぁ、そうだな! これからもよろしく、冬華」

「うん! よろしくね! 兄!」

結論、しらすは天使で超かわいい。

やっぱりねこは最高だね!!!!






「……ところでこの姿の私に恋したってことはもしや兄ってロリk」

「……言うな、誤解だ」

ちなみに「もう屋だお打ち換える」は誤字ではなくわざとです。

アイデアをくださったふらっと来た物さん、ありがとうございました!

それとカゲロウさんは断じてロリコンではありません!!! たぶん

それとカゲロウさんに兄の面影があることを追記しておきました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ