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ALT杯予選 その3

さてと……さっきので何人死んだかな~っと。

このイベント、キル数カウンターなるものがあって、その名の通り自分がキルした人数を知ることができる。

山一つ爆破したんだしせめて20人ぐらいは倒せてるといいな~。

[キル数カウンター:106]

「へ?」

う、うん、もしかしたら見間違いかもしれない、もう一回確認してみよう。

[キル数カウンター:106]

「うっそでしょ!?」

「にゃっ!?」

あ、寝てるしらす起こしちゃった。

「ちょっと弟子ちゃん、私今お昼寝ターイムなんだけど~、おっきな声ださないでよ」

「ごめんごめん」

寝てる猫を起こすなんて、悪いことした……ん?

「いやなんで戦闘中に寝てんのさしらす」

「ん~? そんなの私がねこを依り代にしてるからに決まってるじゃん、どーも猫の本能みたいのに流されちゃうんだよね」

なにそれかわいい。


「え~と、うん、状況を確認しよっか、しらす、報告」

「あいあ~い、さっきの山爆破で300人ほどいるこのブロック、その3分の1は死亡したよ」

「うわぁ……」

いっぱい倒せてるといいな~とは思ったけど……予想以上過ぎてやばい、何がやばいって超やばい。

「でもまだあと200人か~」

「あと2倍、どうする弟子ちゃん」

そしたら……

「うん、普通に籠城戦しよう」

張り終わったあと暇になるけどそれが罠師としての実力を全部出せる。

「それじゃ、罠師としての実力、いっちょ見せてやりますか!」

最近はいろいろやって罠師感へってたしちょうどいいね。


<Gブロックの残り人数が10人になりました>

<よって、現在生き残っているプレイヤーは決勝ブロック進出決定です>

「ん?」

籠城戦を始めてから大体30~40分後、そんなシステムメッセージが送られてきた。

もうそんなに減ったんだ、意外。

「しらすしらす、起きて」

「みゅ? んん、ふぁぁぁぁ……」

薄目のまま起きて大あくびをするしらす。

あくびって、かわいいよね。

「ん~? どったの弟子ちゃん、私まだ眠いんだけど……」

どうやらまだおねむみたい。

「まぁまぁ、それでねしらす」

「なぁに?」

「残り10人まで減ったみたいだから刀持って特攻しかけるよ」

「お? いいねいいね」

どうやら「特攻」という単語で目が覚めたらしい。

急にやる気満々になるしらす。

「私も久しぶりにドンパチやろっかな~」

そう言って肩をぽきぽきさせる(できてない)しらす。

「え? その体で戦うの?」

「ちっちっち、そういえば弟子ちゃんにはまだ説明してなかったね」

ん? なにかすごいことでもあるのかな

「ふっふっふ、まぁ見てなって。3,2,1,ドロン!」

ボフンという音とともに辺りが煙で包まれる。

「ちょ、ちょっと、私たちの場所がばれたらどう、す、ん……の?」

「じゃじゃーん! どう? びっくりした?」

そこには、確かに私が両断したはずのデージーさんが、あの時の大鎌を持って佇んでいた・・・・・・

短いので明日も投稿します。

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