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ねんがんの ばくはつぶつを てにいれたぞ!!

 お金持ちになった私は、道具屋を目指していた。

 え? なんで武器屋とかガンショップじゃないのかって? そんなの私が罠師だからに決まってるじゃん。

 私が武器屋はともかくガンショップに行く日は来るんだろうか……。


「トーカちゃん、ついたよー」


 着いたお店は、至って普通のお店で、特にどこかがヤバそうな感じはしなかった。

 よかった、さっきのカジノが印象的過ぎてまたそういうお店に連れてかれるのかと思った.......てあれ?


「なんか看板にグレネードって書いてあるんだけど」

「そりゃあグレネード専門店だもん」

「え? 道具屋に行くんじゃなかったの?」

「んー、こっちの方が近かったから?」


 そ、そんな理由で目的地が変わっていたのか。まぁ全然かまわないけどさ。


「この店はさっきも言った通りグレネードの専門店でね、このゲームに存在するほぼ全てのグレネードを扱ってるだけじゃなく、ハンドメイドでもグレネードを作ってる店なんだ」

「へー」


 確かにそれなら「罠師」っていう爆発物がメインになりそうな職業の私にぴったりかもね


「たのもー!」


 もうそれ辞めてよ!






「いらっしゃいませ」


 私たちを出迎えてくれたのは、そこそこ背の高い優男だった。

 ヤダイケメン。


「どんなグレネードをお探しですか?」


 ここら辺は一旦ヒバナに任せよう。私はまだ分かんないから。


「それじゃあ罠に使えそうなのをいくつかと、とにかく爆発力があるのをもう何個か」

「かしこまりました。ただいま見繕います、少々お時間頂けますか?」

「はーい」

「それでは少々お待ちください」


ちょっと時間が掛かるらしいから、ちょっと気になった事を聞いておこう。


「ねぇヒバナ」

「なーに、トーカちゃん」

「このゲームのグレネードってどんなのがあるの?」

「えっとね、まず普通の手榴弾でしょ? それからプラズマ式、これは普通のやつの数倍の爆発力があるやつで、値段もそんなに変わんないっていう今一番使用率が高いグレネード」

「そんなのがあるなら普通のやつを使う人いなくないの?」

「それがそうでもなくて、このプラズマ式は強い刺激が加わると誘爆しちゃうんだよねー。だから私みたいな突撃兵とかの近距離戦をしてる人たちは誘爆しない普通の手榴弾を使ってる人が多いかな」

「なるほど」

「まぁそれでもアイテムボックスの中にはみんな入れてるからこれを持ってない人はそうそういないと思うよ」

「ふむふむ」

「他には閃光とか焼夷とかの特殊群って言われてるのがあって、これはさっきいった2つ以外は全部がここにはいるから私でも全部は把握しきれてないんだよねー、まぁこういうのはテキストが結構細かいし基本名前通りの効果だから大体わかるし色々持ってて損はないと思うよ」

「へー」

「お待たせしました」


 そんな風にヒバナ先生からグレネード講座を受けてたら店員さんがやって来た。


「まずは罠に使うとの事でしたので通常の物とプラズマ式、それから特殊群をいくつかお持ちしました」


 おぉ、早速さっきの講座が役に立った。あれを聞いてなかったらきっと今頃頭にハテナマークが浮びまくっていたことだろう。


「また、とにかく爆発力をとのことでしたので、通常の5倍から25倍サイズのものをプラズマ式で5刻みに用意致しました」

「お、でたデカネード。これが有名なんだよトーカちゃん」

「ご存知でしたか。こちらの商品は、ハンドメイドですので少々お高くなっております」

「どーするトーカちゃん」


 うーんどうしよう、どれも素敵だなー。


「迷ったら全部買うってのも手だと思うけど、お金はあるんだし」

 あそっか、それでいいのか

「じゃあそうしよ。店員さん、とりあえず見せて貰った20種類全部999個ずつください」

「へ? きゅ、999個ですか?」

「はい」

「か、かしこまりました。少々お時間頂きます」

「ん、おねがい」

「ジーーー」


 なんかすっごいヒバナがジト目でこっちを見てるんだけど……。


「な、なに」

「はぁ、これだからブルジョワは」

「全部買えっていったのそっちじゃん」

「いやだからってホントに全部買うとは……それに999個ってカンストしてるじゃん」

「このゲームがアイテムをストックできるので助かったよ。それがなかったら絶対10個×999個なんて入んないもん」

「まぁあのカジノをオススメしたのも私だし別にいいんだけどね」

「会計終了しました。合計12兆340億7302万500Gになります」

「はい」

「へ? 払えんの?」

「え?」

「ゴ、ゴホンッ。確かに頂戴しました。またのご来店、お待ちしております」

「はいはーい」




「いやー買ったね、トーカちゃん」

「うん、これでしばらく買わなくていいでしょ?」

「まぁそうだね。さて、それじゃあ改めて道具屋に行こう!」

「りょーかい」

値段はぶっちゃけ適当です。計算も何もしてません。

トーカの所持金

10,240,000,000,000,000G→10,227,925,926,970,500G

(1京240兆)→(1京227兆9259億2697万500G)

計算がとっても大変です……

特殊群のやつに関しては、登場したらその時に説明します

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 値段は適当ということでしたが、ゲーム内のお金持ち所持金が1000万Gに対し、1個が約12億G(単純に購入数の9990個で割った場合)なのは高すぎーと思ってしまいましたw
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