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結果発表その1

「へぇー、司会ってあの子なんだ」

ヒバナ達も驚いてるみたい。

アルティちゃんが言ってた驚くってこの事だったんだ。

「え~皆さん、とりあえずはイベントお疲れ様でした」

「うおおおおおお!!」

アルティちゃん、チラチラカンペ見るのはやめよ?

そんな視線に気が付いたのか、カンペを見るのをやめた。

「そこで、まずは今回のワールドクエストの達成度を発表します!」

「うおおおおお!!」

なんかあの男衆ただ叫びたいだけじゃ……

まぁいいか、こういうのは楽しんだもん勝ちだし。

「結構自信あるんやけど、どうやろね?」

「少なくとも私の所は門まで一匹も近づけさせなかったよ!」

ヒバナの所も大丈夫だったみたい。

まぁあそこは突撃兵とかが集まってたみたいだから殲滅力は高いからね、突撃兵は殲滅力ナンバーワンだし。

「では、発表です! ババン!」

アルティちゃんのそんなセリフと共に、空中にスクリーンが現れた。

えーと、なになに?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クエスト「キューダット防衛戦」


参加者    24082人


町防御率  98%


合計デス数 9621回


総合評価  98.6%


ランク   A+

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うおおおおおお!!」

また男共の雄叫びが轟いた。

うん、これは叫んでいいと思う。

総合評価98.6! すごいじゃん!

「あー、ちなみに99%でランクSでした。惜しかったですね~」

「ホンマに!? 残念やったな~」

くっそー! あと0.4%でSだったのにー!

「クエスト報酬については、今そちらにメッセージを送ったのでリストの中から合計3個まで選んでください」

「うおおおおおお!!」

あ、ホントだ、なんか来てる。3日後までに選べばいいらしいからこれも後でいいや。

「さぁ、続きましてはランキングの発表です」

「うおおおおおお!!」

「ランキング入りを果たした人には豪華景品が送られますので期待してくださいね」

「うおおおおおお!」

へぇー、景品まであるんだ。入ってるといいなー。

「景品か~、なんだろうね?」

「クエスト報酬よりも豪華なんかな~」

「うーん、あれも結構豪華だったから、どうだろうね」

あ、ヒバナはもう見たんだクエスト報酬。

ヒバナにして豪華と言わせるとは……楽しみ!

「それでは早速行ってみましょう! まずは討伐数ランキング!」

「うおおおおおお!!」

「このランキングは、相手の強さとかは関係なくただ倒した数が多い人が勝者です!」

「うおおおおおお!!」

「ちょっと男子! もっと節度をもって叫んでください、私の声がかきけされちゃうじゃないですか!」

あ、アルティちゃんに怒られた。

「それではまず第3位! それは……」

誰がなるんだろ

「トーカさん、君だーーーーーー!!!」

「うおおおおお!!」

「ナイスです男子諸君! そう、そこで叫ぶんですよ!」

「サーイエッサー!」

なんか奇妙な友情が芽生えてる気がする。

てか私? マジで!?

「討伐数は・・・・・・めんどくさいんでパス!」

ちょっとアルティちゃん、めんどくさいからってパスしないでよ・・・・・・。

あ、でも確かに討伐数って1の位までぎっしりありそうだからめんどくさいかも。

「さっすが私のトーカちゃん!」

「やるなー自分、すごいやん!」

「おめでとう」

「うん、ありがと!」

こうやって誉められると嬉しいよね~。

「なんとトーカさんはまだ初めて1か月もたってないんですよ!」

アルティちゃんにそう紹介された。やめてよなんか恥ずかしいし……

「続きまして第2位!」

きっと1,2位はロンちゃんとヒバナちゃんだろうな~。

この2人ホント凄かったし。

「第2位は、ロンさんだ!!!」

「うおおおおおお!!」

やっぱりね

「おめでとう!」

「えへへ、おおきに」

ロンちゃんは屋根の上からみんなにブンブンと手を振ってる。

子供っぽくてなんかかわいい。

「うおおお!」

「かわいいー!」

「好きだー、結婚してー!!」

「は?」

「は?」

「は?」

あ、今ロンちゃんに告白したプレイヤー、周りの人達にボッコボコにされてる。

まぁロンちゃんもちっちゃいし、そんなこと言ったらそりゃあロリコゲフンゲフン紳士の方々を怒らせるよね。

「さぁさぁ栄光を飾る第1位は……」

これでヒバナちゃんじゃなかったらそれはそれで面白いかも

「やっぱりお前か! ヒバナさんだーーー!!!!!!」

「うおおおおおおおおおお!!!!」

「やったーー!!」

「チッ」

「チッ」

「チッ」

揃って舌打ちするパーティーメンバー達。

カゲロウさんまでのってくれるとは思わなかった。

「なんで!? みんな酷くない!?」

「なにいってんのヒバナ、そんなわけないじゃん。チッ」

「せやで、ウチらがこんなちぃちゃなことでそんなことするわけないやん。チッ」

「あぁ、おめでとうヒバナ。チッ」

「嘘だっ! だったらなんで最後に舌打ちするの!?」

いやー、みんな仲良しでいいね

「そんなことよりさ」

「そんなこと!?」

「おめでとう、ヒバナ。流石は私の1番の親友ね」

「トーカちゃん……! ありがとーー!!!」

「ちょ、抱きつかないでよ」

「仲いいな~自分ら」

「えへへ~」

「ちょ、ちょっとやめてってば」

「やだねー、このままお持ち帰り~♪」

「はぁ、またこうなってしまうなんて……」

ふぅ、呼吸を整えてっと……

「せいっ!」

「がふぅ!」

「おぉ、見事な背負い投げやな~」

「1本」

「悪は滅びた!」

「うおおおおおお!!」

私達の茶番を見てた人達から歓声が湧く。

「さぁ1位になったヒバナさん、感想をどうぞ!」

アルティちゃんがマイクをもってこっちにフヨフヨ飛んできた。

「ツンが強すぎるよ、トーカ、ちゃ、ん……ガクッ」

長くなりすぎたので分割します。

あと今回から2日に1回更新を目安にして投稿していきます。

でもとりあえず結果発表終わるまでは毎日更新で頑張ります。

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