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「キューダット防衛戦」その6

さて、あのロボどうやって倒そう。

結構な高度があるからまずは地面に落とさないと近接職の人達は大変そう。

近接職がなにも出来ないなんて事は無いだろうからだからなにか地上に落とす方法があるはずなんだけど……

考えてもわからないし、とりあえず撃ってもらおっか

「カゲロウさん、ちょっと撃ってみて」

「わかった」

カゲロウさんは対物ライフル持ちだし、これで効かなかったら……どうしよ?

見事命中。さて結果は……

「効いてはいるけど、そこまで大ダメージは入ってないっぽいね」

「すまん」

「ううん、カゲロウさんが謝ることじゃないよ」

あ、そろそろロボが到着しそう。頼むから地上に降りて……!

よしっ! 着陸した。

「うぉぉぉぉぉ、行け―――!!」

近接職や突撃兵とかの中、近距離戦の人達が飛び出していった。

「よし、それじゃウチらも行ってくるわ」

「行ってきまーす」

ヒバナ達も早速突撃していった。

うわっ! 何あのスピード! 数人しか追いつけてないじゃん!

やっぱりザ〇とは違うみたい。

近接職の人は高いダメージが入ってるけど銃の人達はあんまり効いてないっぽいな~。

わわっ! いかにも量産型って感じのロボが大量に出てきた!

『ヒバナ達は量産型をお願い! ボスは高火力組に任せて』

『りょーかい、ヒャッハー汚物は消毒だー!!』

うっわ、量産型が凄い勢いでやられていく。

流石は殲滅力トップクラスの突撃兵、圧倒的だね。

さぁて、それじゃあボスをどうしよっか

「どうする、生半可な攻撃は効かないぞ」

むむむ……とりあえず埋めてあるデカネードを爆破してみよっか

ここっ!

ドォォォォン!

うわ……爆発する直前に躱されたんだけど……

なんか電磁波とかを見てんのかな

どうしたもんか……あ! こんなのはどうだろ

「カゲロウさん」

「なんだ」

「今からちょっと炸裂弾をつくるんだけど12,7㎜であってる?」

「ああ」

「了解、それじゃあちょっと待ってて」

『ねぇ2人とも』

『うん?』

『なんや?』

『ちょっとボスの気を引いといてくんない? こっちに来ないように』

『わかった、ダメージなくても数当てればヘイトは稼げるでしょ』

『確かに今も削れてるけどこのペースじゃどれぐらいかかるかわからへんもんな』

まず今回のイベントでもう5つもレベルが上がったからとりあえず神技士のレベルを3から8に上げよう。ちょっともったいないかもしれないけどこの際しかたない。

しっかし流石ゲームだよね。弾丸、それも炸裂弾なんてリアルじゃ大きい設備が必要なのに、すっごい頑張ればほとんど道具なしで作れるんだもん。

むむむ、確かにできるっちゃできるけど流石に大変……でもやってやる!

…………できた! これを後3,4発!

とりあえず今できたのをカゲロウさんに渡そう

「とりあえず1発! 狙う所は任せた!」

「わかった、助かる」

私が持ってるなかでも最高峰の火薬と雷晶石を調合したものだから威力は申し分ないはず。

ドォォォォォン!

何処を撃ったのか気になるけど見てる暇がない!

でも近接職の人が喜んでるから多分上手くやってくれたんだろう。

「これは……すごいな」

カゲロウさんに褒められた! やったー!

嬉しいけどうかうかしてられない。早く次を作らなきゃ!

「ありがと!」

でも返事はしておく。


「できた!」

予定の5発、完成!!

『準備完了! 多分チャンスを作れると思うから周りの人達に教えといて』

『ラジャー!』

「さぁカゲロウさん、やっちゃって!」

「あぁ、まかせろ」

ドォォォォォン! ドォォォォォン! ドォォォォォン! ドォォォォォン! ドォォォォォン! 

当たった場所は両膝に2発ずつ、そしてアニメとかでよくコックピットがある場所。

効果は絶大だった。ロボの膝は千切れ、地面に倒れ伏した。

「うぉぉぉぉぉ! 今だ、やれぇぇぇ!」

私も投石器の準備をしよう。

「流石カゲロウさん! 凄い!」

「なに、お前が作ってくれた弾がよかったからだ」

なにこの人超イケメン、惚れちゃいそう

嬉しいけど喜ぶのはもうちょっと後でね、よしっ! 準備完了!

『みんなに30秒たったら全力で離れてって言って!』

『爆撃するんだね、了解』

よし、これで大丈夫だろう。

よし、みんな爆発の範囲外に退避したね。

それじゃあ発射!

ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!

……爆発が上に行くように設定してなかったら私まで死んでたかも

まぁ結果オーライ、ロボは跡形もなく消滅した。

このゲームが死体から素材を取るタイプじゃなくてドロップ品として送られてくるやつでよかった。

そうじゃなかったらこれ素材全部消滅してたかも

「か、勝った……のか?」

何処からかそんな声がする。

<ボスが討伐されました>

<これにより、ワールドクエスト「キューダット防衛戦」はプレイヤー側の勝利です>

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

あちこちから絶叫と言っていいほどの大歓声がひびく。

「やった、やったよカゲロウさん!」

「あぁ、おつかれさま」

「おつかれートーカちゃん」

「いやー、楽しかったなー」

パーティーメンバーと合流して喜びを分かち合う。

<なお、結果発表は今から1時間後、北の大門前にて行います>

「それじゃあウチはいったん落ちるわ」

「俺も落ちる」

あ、みんな一旦落ちるんだ。

「だったら私も」

「えぇ、みんなドロップ品の確認とかしないの!?」

確かにしたいっちゃしたいけど

「ちょっと疲れたから休憩」

「ウチも」

「俺もだ」

「な~んだ、だってら私も落ちよ~っと」

まあ30分後にまたインするんだけどね

「お疲れ様でした」

「おつかれ~」

「おつかれ」

「お疲れ様」

ちなみに上からロンちゃん、ヒバナ、カゲロウさんだ。

ふ~、やっと終わった。それじゃあ一旦休憩!

あと結果発表をしたら1章は終わります。

あと結構加筆しました。

100万人近く→3万人

あとVR機器が5万台しかないっていう設定になりました。

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