表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/100

「キューダット防衛戦」その5

「これで、ラスト!」

よし、これで巨人軍は壊滅したね

<今から約3分後に、北側にてボスエネミーが出現します>

<ただし、今までのエネミーも大量に出てくるので、気を付けてください>

ボスの出現情報まで教えてくれるんだ、やっさしー。

私はどうしよっかなー、罠を張っておけば北側に行く余裕もあると思うけど・・・・・・

よし、罠を張ってから北側に行こう。


北側到着!

「お、トーカちゃん来たね」

すごい! ヒバナやカゲロウさん、ロンちゃんとかのトッププレイヤー達が集結してる!

「おぉ、トーカちゃん。会うのは初めてやったっけ?」

ロンちゃんが話しかけてきた。

「うん、はじめまして、ロンちゃん」

「こちらこそ。しっかしボスって何が出るんやろな?」

確かにそれは気になる。

「うーん、やっぱりドラゴンじゃない?」

なるほど、ヒバナはドラゴンだと思うんだ。

このゲーム結構ファンタジー多めだしね。

「いや、やっぱ銃の世界なんやからやっぱ巨大ロボやろ!」

たしかにロボットもありそう。

そんな風に時間まで駄弁っているとカゲロウさんが報告してくれた。

「もうすぐ来るぞ」

「あ、そういえばパーティー組もうよ、ここにいるメンバーで」

「お、ええやんそれ」

確かにレベル差の少ない私達のパーティーなら誰が倒しても経験値がみんなに入るし、ケアもしやすいからね

「俺はかまわん」

「私もお願い」

「よし、それじゃあよろしくね、みんな」

「「「おう!」」」

お、綺麗にハモったね。

「さぁさぁ、はたしてなにが出てくるのかな?」

ヒバナは楽しみで仕方ないみたい、私も結構ワクワクしてる。

「見えた」

スコープを覗いてるカゲロウさんが視認したみたい

「お? どこにおるん?」

「ここから1時の方角、かなり遠い」

「どれどれ? へ? もしかしてあれ?」

うん? ヒバナは何が見えたんだろう

「ヒバナちゃん、双眼鏡貸してくれへん? さっきの巨人戦で壊れてもうてな」

「うん、全然いいよ」

「ありがとう」

あ、私にもみ、え、た?

「ね、ねぇカゲロウさん」

「なんだ」

「ホントにあれ?」

「お前が見てるのがたぶんそれだと思うぞ」

マジかー、あれがボスかー。

見えたのは、ガン○ムとかに出てきそうなロボットだった。ちなみに昔じゃなくて最近のね。

黒いボディカラーの所々に青や赤のラインが入っていてとってもカッコいい。

てかあれ機動力高すぎない!? すごい勢いでこっちに向かってるんですけど

「お、ウチにも見えたで、なんやあれえらいかっこええな」

どうやら皆が確認したみたい。

「これこのまま私達越えちゃいそうじゃない?」

なにいってんのヒバナ、流石にイベントエネミーがプレイヤーを無視するわけ……

「確かに」

このゲームはAIがものすごい高度だ。だから敵にも高性能なAIを搭載している可能性はある。

ましてや相手はロボだ。高度なAIがあっても不思議じゃないし、誰かが乗ってる可能性だってある。

つまりヤバい。

相手すっごい速いから当たるか分かんないけど1回投石器で爆撃を狙ってみよう。

「ちょっと狙ってみる」

3,2,1,ここだ!!

飛んでいったプラズマ式グレネードは綺麗な放物線を描いて上手く直撃しそうだ。

「お? これいけるんちゃう?」

「あたれ!」

あ、ダメだ。直前で避けられた……

ぐぬぬ、結構厄介ね。

さて、どうしたもんか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ