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マル秘情報

 私がダンジョンを弄ってから5日がたった。

 ついに明日はワールドクエスト当日!

 早速ポイントを割り振ろう。5日でどれだけレベルが上がったかな?


 トーカ 「罠師」 female Lv43

 ステータス HP  100

  STR  100

 VIT 80

 AGI 150

 DEX 620 70UP

 スキル  「精密作業」(15/15) 「罠作成」 (1/15) 「道具作成」(1/15)

    「爆弾作成」(15/15) 「金属加工」(10/15)

 2次スキル 「神の手」 (15/15) 「爆弾魔」 (2/15)2UP 「サイズ変更」(10/15)10UP

 3次スキル 「神技士」 (3/15)3UP


 すっご、7も上がってんじゃん。

 いやー、ダンジョン様々だね! まだ踏破者もいないみたいだし。

 てか称号の「スキルの開拓者」強すぎでしょ! 7レベアップでSP63って……

 ん~、最高! しかも明日はワールドクエストでしょ?

 ふっふっふ、またレベルが上がりそうだね!


 私は今、猛烈に悩んでいます

 何を悩んでるかというと、3次スキルについて。

 これについての情報を開示するかを悩んでるんだ。

 ん~、困った時にはヒバナ先生に相談しよう!

『ねぇヒバナ』

『な~に?』

『今って暇?』

『暇だよ、今度は何?』

『ちょっと相談なんだけど』

『それってちょっとした事? それとも大事な事?』

『大事な事、できれば人に聞かれたくない』

『おっけー、だったらこのカフェに行ってね~、予約は取っとくから』

 そう言って一緒にURLが送られてきた。へ~、結構オシャレだね

『ん、了解』

 それじゃあレッツゴー!


「いらっしゃいませお客様、何名様ですか?」

 接客してくれたのは美人なお姉さんだった。

「奥の個室を予約してあるトーカですけど」

「かしこまりました、ではご案内いたします」

「こちらの個室は防音の結界が張られておりますので、会話が聴かれる心配はございません」

「わかりました、ありがとうございます」

「では、ごゆっくりどうぞ」

 防音の結界なんてのもあるんだこの世界、プレイヤーでもできるのかな? まぁやる気はないけど

「おートーカちゃん」

 おいしそうなスイーツを食べて顔がフニャってなってるヒバナがお出迎えしてくれた。

「何それ!? すっごいおいしそー」

「ふふーん、いいでしょ~」

 私もそれにしよ。

 あ、ここってタッチパネルで注文するんだ。

「それで? 話ってな~に?」

「えっとね、私この前3次スキルを解放したの」

「へ? 3次スキルって存在するの?」

「うん、でも特定のスキルからしか派生しないみたい」

「へー」

 ヒバナですら驚いてるんだからやっぱりまだ誰もいないか公開してないんだろうね

「それでなにが何になったの?」

「神の手が神技士になった。効果は何かを作成したとき性能をレベル×10%プラスするってやつ」

 うむ、改めてみても強い!

「なにそれ強すぎない!?」

「でも取得にもレベルアップにもSPを9も使うんだよね」

「そんなんレベルアップさせる気ないじゃん」

 ふっふっふ、ところがどっこい

「ううん、3次スキルを解放するとスキルの開拓者っていう称号が手に入るの」

「称号まで手にはいんの!? どんだけ3次スキルってレアなのさ.......」

「なんと効果はレベルアップ時に手に入るSPが3倍になるの!」

「へ?」

「どう? すごいでしょ?」

「それもうすごいなんてもんじゃないよ!? だってその称号あったら1次スキルとかもうあげたい放題じゃん」

 そうなんですよ、もう超ハッピー

「それは絶対に言わない方がいいよ」

「やっぱりそう思う?」

「まぁね、こんな情報が流れたらトーカちゃんまともにプレイできなくなるって絶対」

 うん、間違いなくそうなる。

 だって前やってたゲームでもそういうことあったもん。

「それじゃあこの情報は私達だけの秘密ね、トーカちゃん」

「ん、了解」

 私達には、秘密が1つできた。


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