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First Bullet Online

これからよろしくお願いします

 「First Bullit Online」。通称「初弾」は、今話題のフルダイブ型VRゲームで、FPSゲーム(一人称のシューティングゲーム)というジャンルだ。

 まだVR機器が5万台しかないにも関わらず、このゲームは3万人ものプレイヤーがいる。

 さらにこのゲームには、他のFPSと違う所がある。

 それは、武器の多様性だ。通常のFPSは銃やナイフ、あと弓矢があるかどうかというのが一般的だが、このゲームには刀や剣は勿論、斧や罠、鞭に釣竿なんてのも武器として存在している。

 まぁこのゲームには某有名小説のように弾道を予測する線みたいなのは存在しないので、近接武器を使ってる人は一部の変態以外そうそういないけどね。

 また、職業やレベル、技能などもありそこもポイントの一つらしい。

 そして、私は友人の星花火(ほし はなび)にオススメされてその初弾を買い、今まさにプレイしようとしている。

 ……しているのだが、なかなかプレイに踏み出せずにいるのです……。

 何を隠そう現役JKであるこの私如月冬華(きさらぎ とうか)は、フルダイブ型のVRゲーム、初プレイなんですよ。

 やっぱり意識が完全に途切れてゲームに入り込むなんて脳に悪影響が~とかありそうで怖いじゃん。

 しかし「買ったよー、今からプレイするね」と花火に送ってしまった今、プレイしないという選択肢はすでにない。なぜなら恥ずかしいから! ええい、ままよ! とばかりに意気込んでレッツプレイ! ベットに倒れ込み、目を閉じてヘルメット型の本体、そのスイッチを入れた。




「First Bullet Onlineの世界へようこそ! 私はプレイヤーサポートキャラクターのアルティです!」


 目を開けると何もない空間に立っていて、目の前には水色の髪と目をした美少女がいた。

 てちょっと待って私今どうなってんの!? 自分の足が見当たらないんだけど! どこに立ってんの私!?


「あー、落ち着いてくださいプレイヤーさん。いまからあなたのキャラクターの基礎を作るのであんまりわちゃわちゃしてると変になっちゃいますよ? 深呼吸深呼吸、すってーはいてー。はいオッケーです」


 よし、だんだん落ち着いてきた。

 てかアルティちゃんだっけ? 私って今口がないから喋れないんだけど脳波的なものを読み取って会話してるの?


「ええ、そうですよっと……はい、スキャン完了しました。初期アバターとして現実の体を一旦付与しますね。」


 お、体が出来た。てか「体が出来た」ってすごい変な言葉だね。


「うわー、すっごい綺麗じゃないですかあなた。リアルでそれならもうキャラクリ必要ないんじゃないですか? それより背が高いのいいなー。私150ぐらいのちみっこなので羨ましいです」


 そう、私は背が高い。たぶん180ぐらいはあるんじゃないかな? でも私背が高いの結構コンプレックスなんだよなー。

 てかアルティちゃん、AIなのにめっちゃおしゃべりさんだね。


「背が高くてもそんなにいいことなんてないよ。みんなにジロジロ見られるし。それに私は背をちっちゃくしたかったのもこれを始める理由の一つなんだから」

「ぐぬぬ、これだからモデル体型は、自分がどんなに恵まれてるか分かってないんですよ」


 やっぱり感情が豊かすぎてとてもAIとは思えない。もしかしたら実は中に人が入ってるとかかな?


「ねぇ、アルティちゃんってほんとにAIなの?」

「そうですけど。まさか私があまりにも人間性にあふれてるから中に人間でも入ってるんじゃねーの? とか思ってくれたんですか?」


 なんかこう見事に心の中を当てられると無性に悔しい。


「.......あれ? アルティちゃんって心の声読めるんじゃなかったっけ」

「ええ、できますよ」

「だったら聞かなくても答えは分かってたんじゃ」

「さぁさぁ雑談はここまでです! 早速ドキドキのキャラクタークリエイトとまいりましょうか!」


 あ、逃げた……まぁいっか。

 パッケージに体中の好きなパーツをカスタマイズ可能って書いてあったから楽しみなんだよねキャラクリ。


「それではこちらがカスタマイズ可能な項目です。お好きに自分の体を弄りまわしちゃってください」


 アルティちゃんがそう言うと、何十項目もあるリストが出現した。うわ、ほんとにすっごい細かく設定できる。


「ちなみに、どうしたらいいかわかんなーいっていう場合は私に言ってください。私ごのゲフンゲフン運営のおすすめにカスタムしてあげますから。絶対に失敗しないのですっごくオススメですよ!」


 今絶対私好みに設定するっていおうとしたじゃん。


「何言ってるんですかプレイヤーさん。そんなわけないじゃないですかやだなー」

「それよりオススメにした後も設定って出来るの?」

「ええ、できますよ」

「そしたらまずはおすすめでお願い」


 そこから不満があれば変えていこう。


「かしこまりましたっ! では少々お時間頂きますね。その間に名前とかを決めておいてください」

「ん、おっけー」


 それでは、レッツキャラクタークリエイト!

初めて書く作品なので、読みずらかったりするかもしれません。そんな時には遠慮せずにここがヤダと言って下さい。みんなに面白いと言ってもらえるように頑張ります。

あらすじにも書きましたが受験生なので不定期更新になるかもいれないです。

でも2日に1回更新でできるだけいこうと思ってます。

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