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Epilogue.....03 〜 Another 〜

今回の本編はめちゃ短いです。

おかげでタイトル考えるのは苦労しました。

直訳は【別】ですが、【もう一人の】という意味です。

英語苦手なほうなので使い方違うかもしれませんがそこのところはご了承ください〜!(汗)←だったら英語使うなという話。

その代わりあとがきは、遂にゲストに黒鉄先生の『艦魂年代史 〜ドキッ☆恋する乙女は大艦巨砲主義〜』から大和様がご登場ですっ!

ではどうぞ。

 一人の女の子が近づいてきた。

 路上の隅で座り込む青年のそばから、こちらにタッタッタッと駆けてくる。

 エンジンを動かし、今まさに行こうとしていた直前である。

 助子席に座っていたアメリカ人同僚も女の子の存在に気付き、発進するのをやめるよう手で制する。エンジンが震えるまま、アクセルを踏むのをやめた。

 同僚はさっきもまた群がる子供たちに与えたように、その女の子にも持っているお菓子をあげようという思いだったのだろう。子供たちに向けていた屈託のない笑顔を再び振りまき、ポケットの中にあるお菓子を手で探った。

 出てきたのは角砂糖だった。さっきの子供たちにガムやチョコレートなどをほとんど与えてしまい、残っているのかこの角砂糖だけだった。

 それでも手に触れた角砂糖を収め、目の前にいるクマのぬいぐるみを抱えた女の子に差し出そうとする同僚。

 太い腕と手首に対して特に驚く風も見せず、差し出された掌にある角砂糖をただ女の子はジッと見詰めている。

 いつものように、さっきのように、米兵から甘くて美味しいお菓子を巡られ、笑顔を輝かせてくれる子供の笑顔を見ることになる。

 ……と、思った。しかし女の子は角砂糖をその小さな白い手に受け止めるも、それを口に含まず、ただジッと見詰めているだけだ。

 こんな子供は今までにいなかったな、と思いつつ女の子を見ていると、隣で女の子に角砂糖を与えた同僚が発進するように言ってきた。

 それに応え、女の子に「危ないよ」と注意しておき、女の子が一歩後ろに下がったのを一瞥してから、アクセルを踏んだ。

 タイヤが回り、エンジンが一層震えて、黒いガスを噴出する。

 立ち尽くす女の子を横目に流し、女の子が視界から消えた、その直後だった。

 突然、視界が上下に激しく揺れた。

 エンジンが異常な痙攣を起こし、ジープの車体が激しくバンドした。

 隣で同僚の悲鳴が耳を刺し、自分自身も驚きのあまりと突然の衝撃に舌を噛みそうになった。

 ボンッ!という音が身近なところから聞こえ、激しく揺れた車体は生気を失ったように止まった。

 ピクリとも動かなくなった車体。痙攣を起こしたエンジンからは煙が漂っていた。

 エンジントラブルだった。

 ジープはエンジンが故障し、動かなくなった。

 同僚が額を打ったのか、額を手で抑えて痛みに悶えている。悶える同僚の隣で、本部で聞いたことがある話とさっきの女の子のことを思考に走らせる。

 日本の敗戦によって終わった戦争の後に、日本に入ってきた連合軍。終戦後、連合軍の日本占領政策が始まった。かつての敵国に自国を占領され、我が物顔に居座る進駐軍の兵たちを、悪い思いや反発を抱く者もいるのは当然だろう。

 そういった輩が、進駐軍に対して嫌がらせ(?)などをすることはあった。

 例えば一つの例として、進駐軍のジープの燃料タンクに角砂糖を混入させ、エンジントラブルを起こさせるというのも、聞いた話がある。

 正にそれがこれだった。さっき、女の子に与えた角砂糖が車体の燃料タンクに混入された。それも発進する間際の一瞬に。信じられないことだがそれしか繋がらなかった。

 同僚も気付いたらしく、打った額を真っ赤にさせながら、さっきの女の子を捜す。

 そして、驚愕に震えた青年のほうに背を向けて走る女の子の姿が目に入った。



 とんでもないことをしてくれた。

 突然、進駐軍のジープのほうに行ったかと思えば、貰った角砂糖を奴らの隙をついて車体の燃料タンクに素早く混入させ、発進したジープをぶっ壊した。

 それに気付いた奴らは自分たちを見つけ、一人の米兵がこちらに指を指して何やら怒鳴っている。それを見て非常にまずいと感じた。

 血の気が引き、玉の汗が肌に浮かんだ。

 こちらに駆けてくる女の子を見つける。

 「あの馬鹿…ッ! なんてことしてくれるんだ…!」

 とりあえず、どうしようっ?!

 焦りに冷静な判断力を失った三笠は、一つの困ったときの名案を思いつく。

 「逃げるしかないのか…っ」

 だが、一人だけ逃げるわけにいかない。

 こいつが全ての元凶だが、置いていくわけにもいかない。

 名前を知り、他人ではなくなった瞬間から、自分の責任のようにも感じられるのだ。

 女の子の手を握り、走り出す。

 「ちっ! 行くぞっ! 走れっ!」

 女の子は無言で三笠に手を引かれるまま、走った。

 「後できついお灸をすえてやるッ!」

 背後から撃たれるんじゃないかと一瞬思ってぞっとしたが、それでも三笠は地を蹴り、女の子を引いて走り続けた。



 「ぜぇ…っ はぁ……っ」

 廃ビルと残骸が並ぶ廃墟で、ようやく息を整える。後ろを見ても、追っ手はない。

 とりあえず地に突き刺さるようにある大きな残骸の裏に隠れ、背を預けて腰を落とす。

 「なんとか振り切ったみたいだな……」

 息を整えつつ、本当に自分の体力が落ちていることを実感するも、そばに立つ元凶である少女を見上げた。

 全然、息のひとつも切れていない表情は、可愛げがない。

 「なんであんなことしたんだ…」

 「………」

 クマのぬいぐるみを両手で抱きかかえる少女、夏加は無言を貫いて答えない。

 「…まぁ」

 三笠はさきほどの車が震え上がった光景を思い出して、ぷっと吹いた。

 「見ていて面白かったけどさ……ははっ」

 三笠は怒るより、笑った。三笠の笑顔を、夏加は無機質なその瞳に映し出した。

 「いきなり車が急停止してな。乗ってたアメリカ人、おでこぶつけてたなぁ。あれは見ていて吹いちまった。あの時のあいつらの顔、最高だったな。はははっ」

 「………」

 「ま、面白かったけど、駄目なことは駄目だからな。もうあんなことするなよ」

 三笠が最後に「めっ」と小さな子供にしつけるふうに言うも、夏加はただ無言に見詰めてくるだけだった。三笠はわかっていたことでも溜息を吐いた。

 「(俺って子供をしつける素質がないのかなぁ…。これは子供が出来たとき、大変だな……。何でも甘いし、駄目な父親になりそうだ…)」

 はぁ、と落胆する三笠を夏加はジッと見詰める。

 ずっと見詰め続ける目の前にいる彼は、顔を上げると、それは真剣な顔つきになっていた。

 「夏加」

 自分の名前を呼ばれ、久しぶりにピクリと反応する。

 「ちょっと来い」

 まるでロボットのように、言われたことを従う。言われたとおりに三笠のそばまで歩み寄ると、三笠の指が額の前に止まった。

 ピンッ!

 「―――ッ」

 額に痛みが刺さった。

 三笠のデコピンが夏加の小さな額を打った。夏加はデコピンされた額を押さえつつ、やはり無表情・無言・無機質の【無】の三種の神器で三笠と向き合っていた。

 「お仕置きだ」

 「………」

 「もうあんなデンジャラスなことはするなよ?いいな。約束だ」

 「………」

 三笠は真剣な瞳で夏加の無機質な瞳を見詰める。そのとき、一瞬だけその無機質な瞳に色味が浮かび上がったように見えたとき、コクリと頷いていた。

 三笠も「よし」と頷き、腰を上げた。

 きゅっ。

 「!」

 小さい手を覆うような温かい感触。見上げる先には、自分の手を握る三笠の背があった。

 「行くぞ」

 約束はしても、念のために目を離さないようにしようと、決心する三笠だった。

 すっかり身元不明の少女の保護者的立場になっている三笠だった。



 夕日に当たって影を落とす中、びくともしないジープの車体をいじる人影があった。

 「ちくしょう! やっぱり駄目だ」

 頬を黒く汚しながら、ごつい体つきをしたアメリカ人が顔を上げ、額の汗を拭った。

 ちなみにその額にはぶつけたコブができている。

 「完全にイカれてやがる。 そっちはどうだ?」

 エンジンをかけようと試みる。しかしやっぱり駄目だった。

 「無理だな」

 素っ気無くそう答える。

 それを聞いたアメリカ人は舌打ちし、持っていた道具でガンッ!と車体を叩く。 

 「ジープ一台を行動不能にさせる。 立派なゲリラ戦だな。 日本人はまだ戦争を続けている気なのか?」

 「そんな大袈裟に言うこともないだろう。 まだ可愛いもんじゃないか。 実際にやったのは女の子だったしな」

 「なんでお前はそんな気楽なんだよ。 本当に引っ込み思案でくら〜い日本人なのか?」

 「純粋な日本人さ。君たちアメリカに負けた日本人だよ」

 「くくっ。俺たちアメリカ人よりこんな気楽なやつは初めて見たよ」

 「どうも」

 彼は薄暗くなっていく空を仰いだ。日が落ち、そろそろ暗くなる時間帯だ。

 暗くなる前に早く帰りたいのが本音だった。

 「おっ」

 「どうした?」

 「見ろよ、夕日が綺麗だぜ」

 地平線まで続く廃墟。その上に君臨する夕日がオレンジ色に神々しく輝いていた。オレンジが支配しようとする光景に、二人はしばし見惚れていた。

 「…故郷の夕日を思い出すな」

 同僚のアメリカ人が呟く。その瞳は遠い故郷に想いを馳せたものだった。

 さっきまで悪態をついていたとは裏腹に、すっかり夕日の美しさに見惚れている。それは彼も同じだったが。

 「………」

 あの夕日を、今も彼女は同じ夕日を見ているのだろうか。

 それを想うと、心が温かいものに洗われる。

 「――ット ―――イト」

 同僚の呼びかけに、我に帰る。どうやら夕日を見詰めていて夢中だったようだった。

 「俺の呼びかけが聞こえないほど惚れてたのか? 愛人が泣くぜ?」

 同僚は白い歯を見せて笑った。

 それに対して、彼は口もとを緩ませただけで、再び夕日を見詰めた。

 「俺が愛するものは、今は同じ夕日を見詰めているのかもしれない」

 彼の言葉に、同僚は黙るも、またニカッと白い歯を見せる笑顔を見せた。

 「ほぉ。 そうかそうか。 ま、幸せであることを願うぜ」

 「サンキュウ」

 「で、どうするよ?これから」

 車から降り、車体を見る。そして車の反対側の位置にいる同僚を一瞥する。同僚を肩をすくめて首を横に振っていた。

 「ジープは使え物にならないな」

 「そうだ。 歩くか」

 「まぁ待て。 迎えをよこすように連絡しておいた。 もうすぐ迎えが来るだろうから待とうぜ。 吸うか?」

 同僚は車体に背を預け、おもむろに出したタバコを勧める。

 「いや、いい」

 と、言って、彼はジープから離れていく。

 「おい、どこにいくんだよ」

 「俺は歩いて帰るよ」

 「はぁ? 迎えが来るのにか」

 「歩きたい気分なんだよ。じゃあな」

 同僚を残し、彼はふらっと家から出て行くような足取りで、その場から歩いていった。

 夕日を見詰め、ただ歩く。

 「あいつも同じ夕日を見ているのなら、いつかは二人で見たいもんだな。夕日も、星も、――冬にはあのとき見た、雪も」

 進駐軍の軍服を着た、黒髪黒眼の純粋なる日本人である彼は、背後に影を落としながら、廃墟の中をただ歩いていたのだった。



伊勢「伊勢と〜」

日向「日向のぉ」

伊勢・日向「艦魂姉妹ゲストお呼び出しラジオ〜」


――本番組は、北は樺太、南は台湾まで、全国ネットでお送りいたします―――

――大本営・海軍省・大日本帝国海軍支援協会・艦魂同盟の提供で、お送りいたします―――


伊勢「はい、今回も始まりましたラジオ番組。パーソルナルティは、私たち伊勢型姉妹の姉の伊勢、そして妹の日向と、愉快な仲間たちでお送りいたします」

日向「もうラジオでやる必要ないように思えるのは私だけかしら?」

作者「いいんだよ、もう。今更やっぱりラジオじゃない方向に変えたって無駄だし」

日向「こいつ、もうなんでもいいのね……」

大和「一応番組名は『ゲストお呼び出しラジオ』なのだから、もちろんゲストを呼んでいるのだろう?」

作者「もちろんです。やっと念願のお人を呼ぶことに成功しましたよ」

日向「人じゃないだけどね…」

葛城「…細かいことは気にしない」

作者「草薙先生の紀伊さんに続いて、二人目の先生の艦魂がやっと登場します。お待たせしました」

榛名「…おかげで黒鉄殿にこちらのほうの都合を合わすがためにあちらの都合を変えてしまったことになったがな」

大和「うむ。黒鉄殿はどんどん更新して他の先生がたのゲストをお呼びしている。なのに貴様といったら更新は遅いわ、おかげで今までに呼んだゲストは一人だけではないかっ」

作者「うぅ…っ。仕方ないんですよぉ。日常での忙しさもそうなんですけど、一家に一台しかないパソコン、なにも私一人だけが使ってるわけじゃないんです!もちろん家族も使っているわけで、私一人が使える時間は限られてるんですよ。携帯も持ってるには持ってるんですけど、私の携帯はメールと電話するだけで、インターネットに接続はできないようになってるんです!できるにはできますけど、接続すればお金がすごいかかりますし……。よって携帯は連絡用なんです。小説を書くのはパソコンという手段しかないんです!」

日向「えぇい黙りなさい! そんなの言い訳に過ぎないのよぉぉぉ!!」

作者「きゃーーーー!!」

榛名「…止めないのか?」

伊勢「もう慣れました」

日向「ふぅ、これからの護衛任務のために準備運動をしておかないとね」

作者「うぐぅ……」

大和「はて、これから来る大和君を誰から護衛しようとしていたのかな。君たちは」

雪風「というか大和長官が言うと違和感ありますね…」

作者「そうだな。ウチの大和とあちらの大和様はキャラが違いすぎるから大丈夫だとは思うけど、念のため見分けがつく措置を取らせてもらおうか。…というわけで、ウチの大和を『大和(伊)』、あちらの大和様を『大和(黒)』にしよう」

榛名「なるほど。その()の中身の一文字は、それぞれの作者殿の頭文字か」

作者「ご明察」

大和(伊)「今日の私は『大和(伊)』だ。よろしく、みなの者」

雪風「は、はい…っ!よろしくお願いします、大和(伊)長官!」

伊勢「では大和(伊)さんって呼ばなきゃいけないんですねぇ」

作者「…なんかそれはそれで変だけどまぁいいか。あ、大和様に対してはそんな無礼な呼び方で呼ぶなよ。あくまで見分けるためのセリフの「」の横に付けるだけだからな。大和様に対しては普通に、無礼のないようにお呼びするように」

大和「私に関しては良いのか…?」

作者「ウチの大和だから、いいんだよ」

大和「私はそんな間抜けな呼び方で呼ばれたくないのだが……。客人のためだ。仕方あるまい」

葛城「…さすが大和(伊)長官」

大和「………」

日向「で、ゲストはどこにいるの?いつ来るのよ」

作者「うーん、もう来る頃なんだけどなぁ」


???「お待たせしましたー!」

ガチャリ(ドアを開けて入ってくる)


伊勢「あ、来たようです」

日向「そうね―――って、えっ?!」

長門「はぁーい! 戦艦『長門』の艦魂、長門だよぉ!こんにちはーっ!」

榛名「な、長門…ッ!?」

大和「長門殿…!」

長門「長門、艦魂年代史からただいま帰還しました!(ビシッ!敬礼)」

榛名「な、なな……何故長門が…ッ」

長門「あれー? 榛名じゃん、久しぶりー。私の心の友よー!」

榛名「よ、よせ…っ! 寄るな馬鹿者…ッ!」

長門「えへへー。本当に久しぶりだね榛名ー。元気してたー?」

榛名「うわああっ!頬ずりするなぁぁぁっ!!」

伊勢「相変わらず長門は榛名のことが好きなのねぇ」

日向「ていうか何で長門が来てるのよ……作者、納得ができるような説明をしなさい。これ命令」

作者「わざわざ命令って言わなくても…っ。えぇと、実は私の艦魂作品二作目の、夏休みで余裕があったときに『長門』の命日である七月二十九日の一日を費やして書き上げて載せた、短編外伝のヒロインだった長門が、なんと黒鉄先生の艦魂年代史のあとがきに登場させてもらってたんだよ」

大和「あぁ、そういえばそんな話を聞いたな…」

作者「うん。それでその際に、先生が私の長門を好きだと言ってくれて、それに長門自身も登場する機会がほしいって…」

日向「要は長門が『もっと出番よこせ』ってこと?」

作者「まぁいいじゃん。私も長門は好きなほうだし。登場させてもいいかなぁと」

長門「なによ日向。私なんか出てほしくなかったみたいな言い草ね」

日向「なんのことかしら」

長門「ぶーっ」

天城「一体長門ちゃんとここにいる戦艦たちはどういう関係図なのか気になりますねぇ〜。あの長く続いている漫画の単行本の最初のページに載っているような登場人物たちの関係図みたいな感じで知りたいね〜」

伊勢「ご覧のとおり、こんな感じですよ」

龍鳳「…と言われましても」

天城「見る限り、あの榛名ちゃんが長門ちゃんを苦手にしているみたいだし、日向ちゃんとは対立(?)してるみたいだね〜」

雪風「そういえば短編のヒロインである長門さんとここにいる皆さんが会うのって、初めてですねぇ」

矢矧「…そんなことない。『長門』が横須賀に向かって大和(伊)長官たちと別れる前に、よく共にマリアナやレイテで戦った同志だった」

雪風「…すみません、そういうのではなくて、なんというか作品的に……」

日向「――って、矢矧の『大和(伊)長官』って言葉で思い出したけど、ゲストの大和さんはどうなったのよ?!すっかり忘れてるみたいな雰囲気で最初から失礼じゃないっ!」

長門「見てみてー。あっちでもらったペンダントー。ペアだよペア。海翔さんとのペアペンダント。いいでしょ?」

伊勢「へぇ、綺麗ですね。良いものをもらいましたね。あとでお礼をしにいかないと」

作者「あ、今神龍がそこに向かっているから、お礼の言葉を伝えるとくようにメール打っとくよ」

葛城「…時代錯誤」

日向「ふん。あっちで散々からかわれたくせに」

長門「お、思い出させないでぇぇぇぇ!恥ずかしくて死にそうだったのにぃぃっ!!」

日向「ある意味フルボッコだったわよね」

天城「すごい歓迎のされかただったよね、ある意味」

葛城「…積み重ねられた積み木をばらばらに崩されたような感じだった、ある意味」

長門「うわーーーーん!海翔さぁぁぁんっ!」

葛城「…!」

天城「ん?どうしたの〜葛城――あうッ!」

(葛城に殴られる天城)

天城「な、なんで殴るの〜?(涙目)」

葛城「………」

(葛城、微かに開いているドアに近づく)

葛城「…待っていた。入って」

???「は、はい…っ」

全員「?」


???「失礼します……」

ガチャリ(ドアを開けて入ってくる)


全員「ああっ!」

作者「おおっ!よく来てくれました!」

日向「この子が……大和?」

大和(黒)「は、はい…っ は、初めまして…(ペコリ)」

(顔を上げて、にっこりと微笑む大和)

大和(黒)「艦魂年代史から来ました、戦艦『大和』の艦魂、大和です。よろしくお願いします…っ」

作者「今度のゲストさん、このサイトでの艦魂作品の全ての始まりといえる大作、黒鉄大和先生の『艦魂年代史 〜ドキッ☆恋する乙女は大艦巨砲主義〜』から、メインヒロインの戦艦『大和』の艦魂、大和様ですっ!はい拍手〜!」

パチパチパチパチパチッ☆

大和(黒)「あ、ありがとうございます…」

雪風「わぁ、綺麗で可愛いかたですね」

大和(黒)「いえ…っ。そんなことないです…。あ、いつも私の作者さんがお世話になってます」

伊勢「いえいえ、こちらこそ私たちの作者さんが本当にお世話になっています。これからもよろしくお願いできるようお伝えください」

大和(黒)「は、はい…!」

日向「ふ、ふぅん。確かに可愛いわね…。――はっ!そうだ、ウチの大和(伊)は……!」

大和(伊)「………」

全員「………」

大和(伊)「ドクドクドク……(鼻血)」

全員「!!」

大和(黒)「きゃあっ?!だ、大丈夫ですかっ?」

日向「はっ! だ、駄目よ!近づいちゃ駄目!」

大和(黒)「え――?」

大和(伊)「キュピーン!(目が光る)」

日向「大和護衛隊、出動ッ!」

ガキィィンッ!!

大和(伊)「む…ッ!」

榛名「大和(伊)長官、私がお相手しよう…」

大和(伊)「そこをどけ、榛名。今すぐにあの子を我が手中におさめてハァハァしたいのだ。あの子、ネコミミがすごい似合いそうに見えないか…?おまけに神龍と似たような、ヒラヒラなスカートまで履いている!あれが私の性癖をくすぐるのだっ!通せ〜〜〜〜〜」

榛名「一度お手合わせしたかった…。いい機会…。武人、榛名がお相手させていただくっ!」

大和(伊)「いいだろう。実力行使で行かせてもらうっ!」

(大和(伊)対榛名の対決始まる)

天城「なんかバトル漫画みたいな展開になってるよ、あそこ〜」

葛城「やはり予想範囲内…」

伊勢「ごめんなさいね、大和さん。こんな騒がしいところで…」

大和(黒)「いえ…!逆に私は、こういう賑やかなところはいいなぁと思っていますから。皆さん、仲が良いんですね」

日向「はぁ?仲が良い?そんなわけないでしょ」

伊勢「こら日向。あ、自己紹介するわね。私は伊勢型戦艦の一番艦の伊勢よ。で、こっちが妹の日向。よろしくね」

大和(黒)「よ、よろしくお願いします…っ! あはは、伊勢さん、関西弁じゃないんですね」

伊勢「え?そうだけど…」

大和(黒)「私のところの伊勢さんは、関西弁が達者な人ですから…。時々大阪弁や京都のほうとか、色々と混ざってるときがありますけど…。ここの伊勢さんと同じ、綺麗なかたなんです。そしてとってもいい人ですよ」

伊勢「そうなの。…別の私かぁ……。会ってみたいわね」

大和(黒)「ぜ、ぜひいらしてください。いつでも歓迎しますよ」

伊勢「ありがとう。機会があれば、ね」

長門「私は蚊帳の外〜?」

日向「元々あんたはゲストじゃないんだから当然でしょうが。今回の主役はそこの大和なのよ」

長門「せっかく来たのに。この扱いはひどくない?」

日向「全然」

大和(黒)「あの…っ そちらは…?」

長門「私? 私は戦艦『長門』の艦魂だよ。よろしくね」

大和(黒)「へぇ、『長門』の艦魂さんですかぁ」

長門「うん。さっきまでそっちのほうに招待されてたんだ。私なんかを呼んでくれてありがとう、そしてペンダントも嬉しかった」

大和(黒)「いえ。そのお礼、みなさんに伝えておきますね」

長門「うん。よろしくねっ」

大和(黒)「長門さん、か…。私の知っている長門さんにも会いたくなってきました。私が呉に、長門さんは横須賀に分かれて、それ以来会ってませんから…。それに私たちは沖縄に出撃したし……」

日向「そういえばあっちでは遂に沖縄特攻だったわね。こっちはもう終わってるけど」

作者「同じ海戦を書かれると差が出そうで恐いのが本音だなぁ」

日向「元々はあっちなんだし、そうなれば自業自得よ」

作者「というか護衛戦闘機が付いているという架空戦記も備わった時点で、なんだか差が出てきているような…」

伊勢「まぁ、そういうことはあまり考えないほうがいいと私は思うけどね。お互いにお互いの作品を読んで楽しむ。それだけで私は充分だと思うけど」

日向「さすが姉さんね」

天城「遂にそっちの作品もクライマックスだけど、いつも楽しみに読ませてもらってるよ〜。これからどうなるのかハラハラドキドキ。もちろん最後まで読ませてもらうからね〜」

大和(黒)「ありがとうございます」

作者「…どんな結末でも、私は最後まで見届けようと思ってます。大和様も、頑張ってください」

伊勢「長谷川翔輝さんがいるもの。彼と一緒にお幸せになることを、私は願うわ」

大和(黒)「伊勢さん、ありがとうございます。…私は、死ぬのは恐いけど、そばに少佐がいてくれてますから。少佐がそばにいてくれているだけでも、私は充分に幸せですよ」

伊勢「……そばにいるだけで?本当に?」

大和(黒)「もちろんです。…確かに、これからもずっと少佐と生きていきたいですけど。私は戦わなくちゃいけませんから、日本のために」

伊勢「…その思いは誰しも同じ。神龍だって貴方と同じ気持ちだったと思う。だから、私たちが言えるのはこれだけ。……最後まで、頑張ってください」

大和「…はい」

日向「なんか暗くなってるけど…。ほらほら、ここは本編とはあまり関係ないあとがきなんだから。そんな影を落とさないの!」

伊勢「そうね…。ごめんなさい、大和さん」

大和(黒)「いえ、謝らないでください。ありがとうございます、伊勢さん。伊勢さんはやっぱりいい人ですね」

伊勢「ありがとう」

日向「今はなんとかこんな感じで順調に進んでるわね。 …榛名、もうすこしの辛抱よ。なんとか押さえ込んでいてね」

榛名「く…っ! 承知した…」

大和(伊)「お持ち帰りぃぃぃぃっ!!」

榛名「大和(伊)長官、目を覚ませ!そのセリフは二度も通用するものではないぞっ!」

大和(伊)「ふんっ。私も言いたいことがあるぞ。まずその間抜けな呼び方はやめろ!」

ガキィンッ!キィンッ!

(現在、交戦中……)

雪風「なんだかあちらはすごいことになってます…」

矢矧「刀と刀の衝突……」

龍鳳「時代劇を見ている気分ですね…」

葛城「…武士同士の戦い。彼女にはもうすこし盾になってもらう」

天城「ちょっと気の毒に思えるけど、仕方ないね」

日向「ウチの司令長官様の異常な性衝動は止められないのよ」

長門「相変わらずだね、大和……じゃなくて大和(伊)は」

伊勢「まぁとにかく、大和さん。ゆっくりとくつろいでくださいね」

大和(黒)「で、では遠慮なく…」


で……。


大和(黒)「あ〜……美味しいです。このラーメン」

作者「本場の札幌味噌ラーメンです。お気に召しましたか?」

大和(黒)「とっても美味しいです!本土にも札幌味噌ラーメンって名で売ってるところもありますけど、やっぱり本場は違いますね」

作者「まぁ値段が高いのが珠に瑕だけどね」

大和(黒)「…おいくらなんですか?」

作者「…最近は値上げしてる店もあったからなぁ。大体本土で売ってるラーメンより二百円くらい高いよ」

大和(黒)「そんなに高いんですか…?」

作者「中には千円くらいのものもあるよ」

大和(黒)「ラーメン一つでそんなに高いものもあるんですかっ?」

作者「あくまで一部だけどね。でも味は保証するよ。あ、おみやげに麺渡すよ。あっちでみんなと食べてくれ」

大和(黒)「ありがとうございます〜」

日向「…先生がたは豪華なものをくれたのに、こっちはしょぼいわね」

作者「じゃあジンギスカンでもあげよう!(汗)」

大和(黒)「わぁ、それは食べたことないです」

作者「あ、あと十勝名産の……」

日向「食べ物しかないのねぇ」

作者「う、うるさいなぁ!どうせ北海道は美味しい食べ物以外になにもない田舎ですよーだっ!」

伊勢「でも自然がたくさんありますよ。山の中の道路ならキツネが見られることもあるし、シカもいるし、……まぁクマもいて危ないところもあるけど、あ、あと札幌の街中にたま〜にシカが降りてくることも」

日向「街中にシカってどういう街よ……」

作者「そんな頻繁に出ることじゃないから。あまりそういうこと言わないで。本土の皆さんに誤解される…」

日向「山のそばにある民家の冷蔵庫や畑をたまに下りてきたクマが荒らすというニュースも……」

作者「だから誤解されるようなことを言うなぁぁぁっ!北海道がム○ゴロウ動物王国の危ない大地だと思われるだろおおおッッ!!」

日向「実際十勝のほうにそれ、本当にあったじゃない。あ、十勝がわからない人は地図帳を見てね。学校で配布された地図帳でも見なさい」

葛城「…いいところは自然と食べ物くらい。それを取ったら何も残らない、しかも寒い冬が長い、テレビでたまに北海道となればよく某ドラマのBGMが流される。それが北の大地」

天城「色々な意味で危ないこと言ってるよぉ〜」

作者「ええいお前らは何故に誤解されるようなことばかり言うの!北海道はいいところだよ、全国で魅力的な街第一位は例年いつも北海道の札幌市だよ!これ自慢?知らないよ、自慢になるのかどうかもわからないよ!とりあえずお前らみたいな奴がいるから北海道を誤解するような人が多いんだよ!」

日向「そんなことないと思うけど…。たとえば?」

作者「私の知っている中では、北海道の人はみんな家にダンロがあると思っている」

日向「……それはないでしょ」

伊勢「それはその人だけなのでは?」

作者「たぶんカレーライスの某CMを見て誤解したんだろうね!どうでもいい話でしたはい!」

日向「あんた…。なにさっきから必死になってるのよ…」

大和(黒)「………」

日向「ほら、あんたのせいでこの子、戸惑ってるじゃない」

作者「…あ、ごめんなさい。お見苦しいところをお見せしました」

大和(黒)「い、いえ…。話を聞いていると、行きたくなってきました。北海道」

作者「ぜひいらしてください!これから冬で寒い日が続くでしょうが!」

大和(黒)「…やっぱり遠慮させてもらいます」

作者「ノーッ!」

日向「あんた、道民の汚点ね…」

作者「そんなこと言わないでください…。あぁ、まだ秋なのに冬なみに心が寒いよ……」

日向「食べ物の部分はおいておいて、冬が長い・寒いというところは、嫌ね」

作者「やっぱそうですかね…?マジで寒いけどさ。北海道のあるところでは、最低気温マイナス四十度もありえるし」

日向「死ぬわっ!本当に日本なの?シベリアでしょそれっ!日本じゃなくてロシアよ!」

作者「あくまで一部だぁぁ!そんなこと言うなぁぁ!!本当にそのロシアさんに占領されてるところもあるんだぞぉぉっ!」

葛城「…北方領土」

天城「北方領土?なにそれ」

葛城「…歯舞群島(歯舞諸島)、色丹島、国後島、択捉島の四島からなる北方四島のこと。終戦後、ソ連軍が上陸し、占領。北方領土は現在に至るまでソ連およびそれを継承したロシアが不法占領という実効支配を継続している。ロシアによる事実上の領有状態の為、日本政府が領有権を主張しているものの、一切の施政権は及んでいない。未だに解決の糸口はない」

作者「北海道民としては重要な課題でもありますよ。拿捕事件やその際に警告射撃に命中して死亡した人もいるし……」

日向「は?警告射撃で死亡?そんなの警告じゃないじゃない」

作者「だからそういう悲惨な事件もあったのもあるから、この領土問題は早く解決してほしいもんだよ。もちろん四島ともすべて日本のものだから全部返してほしいけど。日ソ基本条約で全部返すって約束してくれたのに未だに返してくれないし……」

大和(黒)「竹島や尖閣諸島もありますけど、戦後の日本って色んな領土問題を抱えているんですね…」

日向「全然発展の兆しが見えないけどね。竹島は韓国に武力占領されるわ、尖閣諸島はよく中国や台湾の船が来るわ……。政府はなにをしているのかしら?」

作者「戦後の復興に着手していた日本がおろおろしていたのも悪いんだけどね。でも言うことはちゃんと言って、しっかり行動してほしいものだよ」

大和(黒)「なんだか悲しいですね……」

日向「ホント、私たちが護ろうとした日本が、戦後こんなふうに他国に自国の領土を占領されるなんて…。情けないったらないわ。おまけに、中でも韓国なんて武力で竹島を不法に占領してるじゃない。しかも軍事訓練なんかやっちゃったし。これは日本軍……じゃなくて自衛隊だっけ?とにかく武力には武力で奪還してやりたいわ。武力で自国の領土を制圧されてるのよ?当然じゃない」

伊勢「そんなことを言うものではありません。戦後日本は平和国家として歩むことを誓い、戦争は決してやりません。お互いのことを話し合って理解することがこれからの時代に大切なんです。武力と武力で衝突する時代はとっくに終わってます」

日向「そんな甘いこと言ってるから日本は舐められるのよ。言うことはしっかり言う!行動することも同じ!これ国としての常識!」

作者「…戦中の時代に生きるお前たちが熱く語り合ってるところ悪いけどさ…。大和様を忘れてはいかんよ?」

日向「誰が元凶だ!」

作者「私のせいですかっ!?」

伊勢「…でも聞いたことあるけど、北方領土の話に戻すけど、その北海道もソ連に占領されていたかもしれないのよね」

日向「四島に飽き足らず北海道まで!?」

作者「まぁ半分だけだけどね。でも、ソ連が「北海道半分だけでもいいから頂戴」って言ったらGHQが「駄目」って拒否したから、無事だったわけで。ほかにも朝鮮半島みたいに、連合国に国体を分断されていたかもしれないしね」

大和(黒)「日本や北海道って危なかったんですね…」

日向「…終戦の時期まで、日本って空襲に晒されたけど、北海道もあったの?あまり聞いたことないんだけど」

作者「そりゃあったよ。一度だけだったけど、大規模に。終戦一ヶ月前の七月十四日から十五日にかけての『北海道空襲』がありました」

日向「へぇ、やっぱり日本全国は空襲にあってたのね…」

大和(黒)「私たちが護れないばかりに……」

作者「大和様たちのせいじゃないよ。あ、この機会に話そうかな。なんだか他の作品では、先生がたがそれぞれの祖父や曾祖父が軍人だったっていう話してたし。私もしようかな。親族に戦死した人は一人もいなんだけどね」

日向「いなかったんだ。いいことじゃない」

作者「うん。祖母の親戚が中国に出征したんだけど、病気だったからか、帰されたんだよね。駅で見送った光景は忘れられないみたい。その時は子供だった祖母はなにも知らなかったけど、『叔父さんばいばーい』って言葉が、親たちの心にジンとさせたみたい」

日向「へ、へぇ…(汗)」

作者「ま、帰ってきたけどね」

日向「他の先生がたの祖父は結構すごいなのに、あなたは全然ね」

作者「そりゃあね。陸軍軍人で中国で終戦を迎えたり、山本元帥に会ったことがある海軍軍人とか、そんなすごい人はいませんよ。ていうか山本元帥に会ったっていうのはマジですごいとは思うけど。私の曾祖父は軍人じゃなくて、国鉄の人だったしな」

大和(黒)「国鉄ですか。今で言うJRですね」

作者「…大和様、現代の言葉をよくお知りで。まぁそうですはい。でも曾祖父、死んじゃったんだけどね……北海道空襲で」

大和(黒)「し、死んだんですか…ッ?!」

作者「うん。線路の上にいるところを、アメリカ軍の艦載機に撃たれて死んだ」

日向「終戦一ヶ月前に死ぬって……。かわいそうね…」

天城「も、もうすこしで終戦だったのに…」

葛城「………(黙祷)」

作者「で、他の先生がたが話していますから、私も話しますか。他の先生がたのように自分の祖父や曾祖父について話すといえば、まだ話には続きがあります。実は私の祖父、アメリカ軍の艦載機に撃ち殺された曾祖父の仇を討つために、中学生の身で神風特攻隊に志願して、パイロットになりました」

全員「………」

『ええええええええっっ?!!』

日向「中学生で特攻隊パイロット?!」

作者「その時には飛行機も操縦できたみたい」

大和(黒)「すごいですけど……悲しいですね…」

作者「そうだね…。中学生なんて、まだ子供じゃん?そんな子供だった祖父は、その時点で特攻隊に志願してパイロットになったんだよ。しかも試験は一位で合格したから文句なしに飛行機を操縦。ま、出撃する前に終戦になったから助かったんだけど」

大和(黒)「良かったです…。でもそんな子供まで特攻に駆り出すほどまで、日本は追い詰められていたんですね……」

作者「当時じゃ珍しくないのは間違いじゃないけど…。でも生きてくれて良かったよ。もし特攻に出てたら、私はここにいませんよ?」

日向「あ、確かにそうね……」

大和(黒)「良かったです……」

作者「…って、大和様を出し抜いて全然別の話しちゃってごめんなさい!今気付きました!」

大和(黒)「あ、いえ…。いいんです、とても勉強になりましたから」

伊勢「今までウチの作者さんの住んでる場所が長く語られちゃいましたけど、確か大和さんの作者さんは埼玉に住んでいらっしゃるんですよね?」

大和(黒)「そうですけど……」

作者「いいですね、埼玉」

大和(黒)「なにもありませんよ…?埼玉なんて…」

作者「それを言えば北海道だってないといえばなにもありませんよ。いいじゃないですか、埼玉。私も一度行ってみたいものです。某聖地とか某聖地とか神社とか」

日向「……この変態め」

作者「なんでそんなことを言われなくちゃいけないのかなぁ?!」

大和(黒)「…はい。どうぞ、いつでもいらしてください。北海道のように海はありませんけど、埼玉もいいところがありますよ」

伊勢「歴史的に有名な神社もありますからね」

作者「うん、その神社に行きたい」

日向「どういった目的で?」

作者「…も、もちろん参拝さ」

日向「ふーん…(疑うような目)」

大和(黒)「……ふふっ」

作者「(あぁ…。笑顔も可愛い…。大和の気持ちもわからなくは……)」

日向「死ねっ!」

作者「ぶはっ!?」

大和(黒)「だ、大丈夫ですか…?!」

日向「気にしないで。いつものことだから」

作者「ひぶぅ……」


で……(二回目)


大和(黒)「それでは皆さん、今日はありがとうございました。こんなにお土産ももらっちゃって……」

<大和(黒)、どっさりとお土産を抱える(全部食べ物)>

天城「やっぱり食べ物しかないね〜」

日向「女の子なんだから、食べ物ばかり与えるのもどうかと思うけどね。あなた、女の子を太らせる気?女の子にふさわしいものをあげなさいよ」

作者「…と、いわれてもなぁ。女の子にあげるふさわしいものといえばなんだ?」

日向「この鈍感」

伊勢「そうですね…。可愛いものとかどうでしょうか?」

作者「可愛いものねぇ……。あ、じゃあこれはどうだ!」

(なにか緑色のマスコットキャラのストラップを差し出す作者)

大和(黒)「なんですかこれ?」

作者「マリモの『マリモッコリくん』です!―――って皆さん、目が恐いんですけど!!」

日向「あ、あんた…。この最低人間め……」

伊勢「卑猥ですね…」

葛城「…本当にある部分が膨らんでいる」

天城「これのどこが可愛いの〜?しかもタレ目だし〜」

作者「いや待て!マジであるんだ!マリモのマリモッコリくんっていう公式マスコットキャラクターだ!(本当にマジです)意外と人気あるんだぞ!理解できないけど!」

日向「理解できないものをあげるなぁぁぁ!!」

作者「ひええええええええ」

大和(黒)「あ、あの…っ!あ、ありがとうございます。嬉しいです…」

全員「え…?」

作者「ほ、本当ですかっ?」

大和(黒)「はい。なんであっても、いただいたものはなんでも嬉しいですよ。それに……これ、可愛いです」

作者「そうですか。それは良かった…。あ、忘れてました。これも受け取ってください」

大和(黒)「これは?」

作者「『白い恋人』っていう名産のお菓子です。とっても美味しいですから、お土産として有名なんですよ。あちらで皆さんとお召しあがりください」

大和(黒)「わぁ…。美味しそうです。ありがとうございますっ」

日向「じゃ、元気でね」

伊勢「またいらしてくださいね」

大和(黒)「皆さん、ありがとうございました…」

日向「あ、ちょっと待って」

大和(黒)「…はい?」

日向「これ、護国神社のお守り。……恋愛がうまくいくお守りだけどね。二人分よ。その少佐さんとあなたに」

大和(黒)「あ、ありがとうございます…!大切にしますね」

天城「じゃあね〜」

葛城「…さらば」

雪風「帰路はお気をつけて」

矢矧「…さようなら」

龍鳳「今日は楽しかったです」

作者「神龍とのお茶会、楽しみにしてます」

大和(黒)「ありがとうございます。神龍さんにもよろしくお伝えください。今度お茶会しましょう。では皆さん、お元気で」



作者「大和様、帰られましたね。今回はゲストさんにお土産を渡してもらいました。もらってばかりでしたから……。前に来てくれた紀伊さんにも贈らないと…。なんだか今回は本編より長かったです。なんだか自分の話ばかりで申し訳ありません。大和様を呼べて本当に良かったです。……大和様のキャラをうまく出せていないかもしれませんが……すみません。こんなのでよろしかったでしょうか?では、黒鉄先生、神龍をよろしくお願いします。他の方々からの感想やご意見もお待ちしております。では」




大和(伊)「どうした榛名。動きが鈍ってきているぞ?」

榛名「……くっ!」

大和(伊)「そろそろおしまいにしてやろう!はぁっ!」

榛名「させるかぁっ!!」


長門「……まだやってたの?あなたたち」



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