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姪っ子は可愛い

小説の書き方を説明してくださってる方のページをみて修正をいれました。

しかし、なんてことか…お気に入り入れる前にページを消してしまうという…

今、探し中です。研究しなきゃ!

「俺は香澄のことが大事で、俺の元に戻ってきてほしいと思ってる」


 その隆二の一言で何度も何度もすれ違って、何度も何度も誤解をしてきたこの恋は元に戻った。

 私は、隆二に抱きついてありがとう、と涙声で返した。





 覚醒して目を開けるとつぶらな瞳とばっちこーん☆

 私は、現実から逃亡するべく目をとじた。

 あ。あう、とかいう可愛らしい声が聞こえて、目を閉じたまま隣の小さい物体をポンポン叩いてやる。

 お願い、寝て!!

 必死のお願い虚しく、小さい物体はジタバタもがきだした。


「美咲ちゃん、もう起きたのぉ?」


 気分的には涙を流しながら赤ちゃんを抱っこしてリビングに連れていった。


 このベビー。

 いつ産んだって、私の子ではない。

 当然、誘拐してきたわけでもない。

 じゃあ、誰の子って、


姉の子だ。


 正真正銘、姉とその旦那の愛娘である。

 姉のお腹の中からでてきた明らかに姉の旦那にそっくりなパッチリでもたれ目。

 肌は本当に白くて、乳児特有の楕円のほっぺ。

 名前は美咲といって、私は叔母馬鹿だ。

 胸を張って言おう。


美咲より可愛いベビーなんてこの世にいない。

この可愛いベビーのために私は有給だって全部捧げようではないか!!


 まあ、今日は日曜なので仕事とかはおいといて。

 とりあえず、一昨日、縒りを戻した彼氏にしばらく会えないとメールして美咲のおむつをとりかえる。

 ええ。お手の物ですよ?

 足を強く引っ張ったら脱臼するからお尻を下から支えてー、とか姉にしっかりしつけられました。

 あの姉、しっかり私にベビーシッターやらせてましたから。

 まあおかげで役にたってますけどね!?


 その次はミルクを作ってマグを美咲に持たせて自分で飲ませる。

 おむつをを取り替えて服もついでに替えたら座っていたのだけど、マグを持ったらごろーん。

 足上がってる、足あがってる!!かーわいーいー!!

 叔母馬鹿ですが、なにか?


 その間に私も服を着替えて、顔を洗い、洗濯機に洗濯物放りこんで。

 電気ケトルに入ってた残りのお湯で紅茶をいれて戻ってくる。

 まだ、美咲は必死でミルクを飲んでいた。

 いや、飲んでると見せかけて休んでた。


 マグの底をちょんちょんと突っついて、その光景に和まされつつ紅茶を飲んでいたらチャイムがなった。

 テーブルに紅茶を置いて、モニターを見ると一階のオートドアの前に隆二の姿。


え。なんでいるの、この人。


 彼氏になんでもなにもないけれど、さっきしばらく忙しいってメールしたのに。

 インターホンをとって


「あれ?しばらく忙しいから会えないって言わなかったっけ」


 と切り出すと。


「……忙しいとは言ってない……またなんかあったかと思って話しをしにきた」


 おおう。前回のことがトラウマになってらっしゃる!!

 口下手で考えてることを口に出すのが苦手な隆二と、自分の中であっさり物を自己完結するあたしとで前回すれ違いにすれ違い、別れてしまったことを自分が悪いと思ってるらしい隆二くん。

 一歳年上だけどね。

 前回もなにも、ほとんど原因はあたしなんだけどね!!


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