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天才と天才の娘  作者:
9/13

説得 ① 〜怒りの部屋〜

ヤバい。今は危機的状況。誰か助けて〜。神様ー!


事の発端は20分前。

「ただいまー」

帰ってから手を洗って、練習着を洗濯物に出す。当たり前になったルーティーン。

「遥香。やること終わったら、私の部屋に来て。」

「はーい。」

ヤバい。母さんがなんか怒ってるような気がする。私何も悪い子としてないよね?というかチャンスなのでは。アイスショーに出たいことをいうのに。

「失礼します。」

「どうぞ。」

と母さん。

「やっほー。遥香。」

と父さん。

「どうかしましたか?」

「どうかじゃないのよ。遥香。」

「何が?」

「あなた、1年前にいじめを受けていたらしいわね。今のスケートクラブで。」

なぜそれが耳に入っている。バレてないと思ってたのに。


「そんな場所に入れていてよいのかしら。」

「遥香。確かにオレもFSCに入ることを勧めたけど遥香に害のある人がいる場所にいるのは認められないよ。」

んなーーーー!

「なんで知って...」

「使用人の情報。工藤のお母さんに謝罪されてたことは周りの親御さんから情報が入っていたの。でも、内容まで知っている人はいなくて、前々からコーチに情報を求めていたのだけれど、遥香ちゃん本人たちが解決させたから、と教えてくれなかったわ。」

「じゃあ、なんで...」

「最終的には工藤のお母さんに直接、けれどあなたには秘密にしてって言われたわ。あなたとの約束を破ることになるからと。でも、工藤のお母さんは悪くないの。悪いのは黙っていたあなたよ!」

「どうして、教えてくれなかったのか遥香。」


怒られるとは思わなかったな。さて、なんて言えばそのままの状態にできるのだろうか。というかアイスショーに出させてって言うのここからじゃ難易度高すぎないか?



というのが顛末。


さてと説得に入るか。

というか、しようか親子喧嘩を。

「黙ってたことが悪いと思ってるのは、父さんと母さんだけだよ。工藤の母さんも、悪くない。悪いのは、終わったことを蒸し返す母さんたち!」

「んな!」

「これ以外にようがないなら私は部屋に戻るね。」


1週間も休んですみませんでした。ただ、体調不良に部活が忙しいのが重なってしまって...

おまたせしました。今回が①明日が②です。

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