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彼女の言葉




『とっ……突然ですみません。……あなたの時間はいくらで買えますか?』


『お金はあります。だから、報酬と引き換えにあなたの時間を下さい』


『沙……サヤ……です。サヤと呼んで下さい』




『決してお遊びではありません。颯斗さんが好きなんです。一ヶ月間、あなただけに尽くしますから。たったの一ヶ月間だけでいいんです』


『無駄な情報は要りません。サヤだけを見ていて下さい。よそ見なんて時間の無駄です』


『契約関係という事を一旦忘れて、サヤを本物の彼女として扱って欲しいです』




『優しい言葉をかけてくれたり……。可愛いよって言ってくれたり……。手を繋いだり……。サヤも目一杯恋を楽しみたいので……』


『やっぱり颯斗さんが好きです。ずっとずっとこのままでいたい』


『サヤにとって颯斗さんの笑顔は格別です』




『あっ……あの、私こそごめんなさい。恥ずかしくて……ドキドキして……今にも心臓が壊れそうです……』


『早くその手を離して下さい。私は颯斗さんの恋人なんですっ……』


『今日も明日も明後日も、サヤの事だけを見ていてくれませんか』




『怖いんです。颯斗さんの目が離れてしまう事が。サヤが世界で一番好きなのは颯斗さんだけです。サヤに何があっても、それだけは忘れないでいてくれませんか』


『1分1秒でも長く颯斗さんと同じ景色を見ていたいから。サヤにとっては毎日が記念日ですから』


『「サヤが好きだよ」って言ってくれませんか?』



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