第2話 遭遇
初めて書くので、誤字脱字の指摘をしてくれると嬉しいです。
目が覚めた。
異世界にいた。
景色が綺麗だった。
オオカミだった。←今ココ
うーん、改めて整理し直してみてもイミワカラン。
何故こうなったし?。
とりあえずオオカミになったことは一旦置いておいて、こういうラノベでよくある『ステータス』という魔法の言葉を唱えよう。なんでこんなのに詳しいかは内緒っ☆
……喋れないし頭の中で念じてみよう。
『ステータス』
実際に音は鳴ってないけどヴォンとセルフ効果音と共に目の前に異世界あるあるのボードが現れた。
内容は以下の通り。
名前 無し
LV1
種族 リトルミニウルフ
HP 100/100
SP 200/200
MP 360/360
スキル
念動lv5 筋力増加lv3 鑑定lv4 跳躍lv2 水晶生成lv3 並列思考lv1
称号
孤狼
強いのか弱いのか数値だけでも分からんな。
何か比較対象が欲しいところだ。
スキル
『水晶生成lv3』 水晶の生成、硬度変化、変形が出来るスキル。
『念動lv5』 物を動かす事ができるスキル。
『筋力増加lv3』 自身の平均攻撃力、防御力が上昇。
『鑑定lv4』 指定した物の情報を読み取れるスキル。
『跳躍lv2』 跳躍力が上昇するスキル。
『並列思考lv1』物事を同時に考えることをし易くなるスキル。
称号
『孤狼』 単独行動時に自身の平均攻撃力、防御力が微上昇。
もう少し詳しくならないかなと思ったらなんか色々出た。
……それでもやっぱり分からん。なんかちょうどいい敵が出てこないかな?。
というか今、リトルでミニなのか。名前からして弱そうだなぁ、レベルも1だし。
宣言撤回!
敵さん来ないでください。お願いします。
冗談?はさておき、本当にゲームみたい。
そしたら魔法なんて絶対に使いたいね、カッコイイし。
数値は平均がホントに解らんから、スキルから見ていこう。
水晶生成、念動でアイスアローならぬクリスタルアローが出来そうだな。
凄くカッコイイ使い方を瞬時に思いついた自分を褒めてやりたい。
他には筋力増加、跳躍が主になりそうだね。
森だから枝の上でも乗り継いで周囲を探索しようかな。
幼少期に少しこういうことに憧れていたけど、本当に出来ることになるとは思っていなかったよね。
人だったら枝が折れたりするからやった事は無いけどまさか死後にする事になるとは。
小さいから、枝が折れる心配も無さそうだしね。
ぴょんぴょんと枝から枝へと飛び移る。
人、食料、水、これらを探していこう。
「………!〜〜〜!」
不意に、遠くから人の声が聞こえた。
なんだろ?
直ぐに声のした方へ行ってみるか。
人が三人と大きい猪、鑑定によるとビックボアという猪みたいな敵と戦っていたようだ。
あの人達の話しているのは日本語ではなさそうで、言っている意味が分からない。
ステータスは両者ともに格上だった。
やっぱり俺めっちゃ弱いみたいだぁ……
両者のステータスはこれ。
名前 無し
種族 ビックボア
HP 340/700
SP 300/600
MP 100/100
名前アレクサンドル 24歳
種族 人族
HP 160/530
SP 300/620
MP 600/450
名前イワン 16歳
種族 人族
HP 367/640
SP 480/700
MP 400/600
名前クリス 14歳
種族 人族
HP 31/450
SP 160/480
MP 540/790
どうやら他人のステータスはHP、MP、SPまでしか見れないっぽい。
ビックボアはすごく大きいイノシシみたいな感じだけど、目が薄く赤く光っていて怖い。
アレク(略)は黒地に赤の服に攻撃的な形の防具を所々に付けていて、上手く受けないと防御出来なさそう。
武器は金属製の両手剣で、かなり重たそうだけど、大して気にした様子も無い。
更にクリスも背負っている。
すごい力持ちだな。
イワンはアレクの防具の色違いの緑に黒の比較的におとなしめな格好で、
武器は片手剣に盾で、主にこの人が攻撃をいなしたり、受け止めたりしている。
そして、背負われているクリスのHPがギリギリになっていて気絶している。
多分、ピンチのようだ。
あの子はもう1発でも喰らったら死んでしまいそうだ。
2人は少女を守りつつ、ビックボアの突進を躱したり受け流したりしているけれど時間の問題だろう。
助けてやりたいけど、どうする?
てかまず、イノシシとかどうしろと?
読んでくださり、誠に有難うございます。
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