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「あっしらはどいつも口減らしのために捨てられたり、売られたりしたモンの集まりなんすわ。あっしはまだ冒険者登録できやしてマシなほうやったんす。それで調子にのってもーて、ギルドで評判悪かったんも知ってやす。くだらないプライドを振りかざして、盗賊にまで成り下がった阿呆ですわ。ケイシーのダンナに感謝される謂れなどなかったはずなのに感謝されて、ナギのダンナに完膚なきまでに打ちのめされて、あっしはよーやく目ぇ覚めましたわ!こんなあっしらに働くところも寝るとこも用意してくだすって、ホンマにありがとうごぜいやす!!」


直角くらいに頭を下げたギンジに続き、他の4人も泣きながら頭を下げていた。その状況にケイシーは、捕らえて牢屋に入れるだけが解決の道ではないのだと改めてナギの采配に感謝していた。


「さぁ!忙しくなりますよ!まずは小屋の片付けから始めましょう!早くしないと今夜寝る場所ないですからね!」


湿っぽくなった空気を一掃するよう、明るく振る舞うケイシーに元盗賊たちは笑顔で頷いた。










その夜、リビングはいつも以上の喧騒の中での夕食の時間となっていた。ケイロンとシーティルにもギンジたちの紹介が終わり、今後ギンジたちは片付けた小屋で寝てもらい朝夕の食事は家のリビングでみんな一緒に食べることとなった。









ケイシーたち3人はすっかり枕を並べて寝ることが当たり前になっており、寝る前に色々な話をするのが日課だった。今夜はギンジたちの話で盛り上がっていた。


「一緒のパーティーで冒険者してた時にもギンジのあんな笑顔は見たことなかったですよ。まるで別人です。」


「もともと気のいい奴なんだろうな。俺たちに絡んで来た時より今のほうがイイ顔してる。」


「面白いヤツっすよねー!おれ、ギンジ好きっす!」


「意外に若かったのは驚いたな。あの見た目で17とは…もっと歳上だと思ってた。」


「僕も歳知らなかったんで、ビックリしました。」


話しながらうつらうつらとし始める3人。小屋の片付けや畑仕事も手伝い、体は疲れているのだろう。段々と口数も少なくなってくる。



「明日はガイディックさんが見に来る予定ですしね。イイ方向に進むといいですね。」


「あの人は良い人だから、きっとわかってくれるさ。」






誰ともなく寝息になっていき、気付けば3人とも夢の中へと旅立っていった。








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