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ガイディックにお願いを保留された次の日、ケイシーたち3人は朝から畑仕事をするつもりでいた。朝の弱いケイロンが珍しくみんなと一緒に朝食の席に着いた。


「地主さんから畑の裏の山を買うことができたよ。」


「早かったですね。俺のワガママを聞いてくれてありがとうございます。」


「地主さんも使い道のない山を持て余していたようでね、随分と安く、しかも思ってたより広い範囲を売ってもらえたんだ。ワガママだなんて思っていないから大丈夫だよ。それで、これからどうするんだい?」


「明日にはギンジたちが到着すると思うんで、まず山の木を切ったりして開拓してってもらおうと思ってます。」


「わかった。彼らのことも山のこともナギに任せるよ。山を買ったお金だって、キミたちが稼いできたものなんだからね。」


「ありがとうございます。」





その後はみんな和気藹々と朝食を済ませ、ケイロンとシーティルは早々に畑へと出かけて行った。ケイシーと圭司も畑に行こうとしたが凪に呼び止められた。


「今後のギンジのこととかを詳しく決めておきたいんだけど、いいか?」


「いいっすよー!何を決めるんすか?」


「ギンジたちが来たらどこに寝泊まりしてもらうかとか、ケイロンさんが範囲が広いって言ってたから、それを俺たちも把握しておきたいし。」


「寝る所ですか。そこまで考えてませんでしたね。家は狭くてギンジたちが寝られるような部屋はないですね。」


「ギンジたちは洞窟で暮らしてたんすよね?だったら、農具が置いてある小屋を片付けたら寝るくらいイケそうじゃないすか?」


「あ、それいいですね!ダディに聞いて今日片付けますか!明日には使えるように。」


「寝る場所の問題は解決だな。次はギンジたちの仕事についてだけど、俺はまず木の伐採からして、その木を使って敷地の境に柵をぐるっと建てたいんだ。それをギンジたちの最初の仕事にと考えてる。」


「ギンジたち5人ともイイ体格してますもんね!ちまちました畑仕事より向いてるかもしれませんね!」


「ギンジは木こりだから、細かい仕事の割り振りはギンジにしてもらうか。」


「じゃあ、おれたちは小屋の片付けからっすかね!ロンさんに聞いてくるっす!」





圭司は言うや否や、走って行ってしまった。


残された凪とケイシー。凪がケイシーに話しかける。


「ケイシー、色々とありがとな。本当に感謝してる。」


「やめて下さいよ。これくらい、僕がナギさんに出会えたことで得たものと並べたらまだまだ足りないんですからね!」


「俺は何もしてねーよ。俺と圭司はケイシーがいなきゃ何もできねーんだから。」








「たのもぉぉぉぉーーーーー!!!!!」






お互いに感謝し合って微笑み合って穏やかな雰囲気になっていた2人の耳に釘を刺すような野太い声が響いてきたのだった。







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