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「舐めんじゃねぇぇぇえ!!!」


振り向いた凪の目に、体から怒りの湯気が出ていると錯覚しそうなほど、誰が見ても怒っているのは間違いなさそうな銀髪の大男が鼻息荒く立っているのが見えた。




ふわふわパーマの金髪の男は、目を逸らす前よりも怒っている大男の声に飛び上がるようにビクッと反応し、恐る恐る目を開くと、いつの間にか目の前に無傷で立っている凪が視界に入ってきたことに驚きを隠せずにいた。


金髪の男は自分が恐怖からビビって目を瞑り、見ていなかったのが悪いのだが、何がどうなって今のこの状況になっているのか全く理解が追いつかなかった。


ただ、なぜだか自分を庇ってくれているらしい謎の男が無傷でいてくれたことにホッとした気持ちが湧いてきたと同時に、先程より更に怒りを増大させている自分が所属しているパーティーのリーダーを確認し、まだピンチな状況にあると判断した。




怒りを露わにしている銀髪の大男が、自身の腰の後ろに携えていた大男に似合いの大きな斧を手にし、叫ぶ。


「てめぇは絶対ブッ殺す!!」



本気だ!マジだ!これはヤバい!とオロオロしだすふわふわパーマの金髪の男は、無駄なこととわかっていながらも目の前に立つ謎の男に慌てて声を掛けた。


「お、おい!キミ!あ、謝って……」


「下がってろ。圭司。」


「え?けい…?な、なんて?」




凪は銀髪の大男と睨み合う。


ふわふわパーマの金髪の男は焦りながら凪に対し言葉を続ける。


「あ、あの人の大斧使いはここらじゃ右に出る者がいない程、つ、強いんだ。キミじゃ敵わない。はや、早く謝ったほうが…」


ガタガタと震えながら、凪に簡単に説明する。


「斧と言えば…木こりか。」


「…は?キコリ?え?いやいや、僕の話、聞いてました?」


「商売道具を武器にして、人を傷つけるなんざ、ますます許すことはできねーな。」


何言ってるんだ?この人は…とポカンと凪を見つめていた。





銀髪の大男が大斧を振りかぶり凪に襲いかかって来る。凪はふわふわパーマの金髪の男に下がれという意味を込めて手をスッと下げ、大男を見据える。




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