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「すみません。ガイディックさんはいらっしゃいますか?」


ケイシーがギルドの受付の人に話しかけた。ギルド内は何やらバタバタとしている職員が多い。忙しいのだろうか。


「あ、ケイシーさんお久しぶりですね。ガイディックさんは今ちょっと出てるんですけど、すぐ戻られる予定なので、お部屋で待たれますか?」


「じゃあ待たせてもらいます。」


いつもの個室に案内され、飲み物も出してもらった。





「そう言えば、昨日の狂熊のボスを倒すときにいつもの決め台詞なかったですよね?」


ケイシーが何気なくナギに聞いてみた。するとナギはごにょごにょと何やら言っている。


「凪さんはね、ケンカキックが嫌なんすよ。」


「ケンカキック?」


「ケンカキックは地味だって言うんすよ。」


「地味?蹴りに地味とかあるんですか?」


「凪さん、こー見えて派手好きなんすよ」


「別に派手好きなわけじゃない!」


顔を真っ赤にした凪が圭司に反論する。


「派手とかじゃなくて、決め台詞に乗っけにくいんだよ…力の入れ具合が。だから回し蹴りとか踵落としのほうが台詞といい感じに出せるから…。」


語尾の声ちっちゃ!


「そっか。ナギさんでもカッコつけたりするんですね!」


親近感を持ったケイシーが良い笑顔でナギの肩にポンポンと手を置いた。


「くっ!すげーバカにされた気分だっ!」


真っ赤な顔のままテーブルに突っ伏したナギを見て2人は楽しそうに笑っていた。









「すみません。せっかく来ていただいたのに留守にしておりまして。お待たせ致しました。今日はどうされましたか?」


ガイディックが慌てて来た様子で部屋に飛び込んできた。









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