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「いました!数は…18いますね。けっこうな規模の群れです。」


ナギの魔力を借りて探知魔法を使ったケイシーが狂熊の群れを確認した。


「狂熊の爪には気をつけましょう!深く傷つけられてしまうと治りにくいという話を聞きましたから!」


「よっしゃ!おれが先陣でいくっすよ!」


「気をつけろよ!圭司!」


「最初に炎魔法でケイジから気を逸らせます!ナギさんお願いします!」


ナギがケイシーの肩に手を置くとケイジが向かった先と違う方向に炎魔法を発動する。


突然現れた炎を警戒する狂熊の群れはケイシーの狙い通り近付くケイジには気付いていない。


「俺たちも行くぞ!」「はい!」


ケイジに続き、ナギとケイシーも狂熊の群れに近付いていく。


ナギとケイシーが群れに到着する頃には額の模様が三日月の狂熊3頭が健闘不能に陥っていた。炎魔法で混乱させられていた群れはきっとアッサリとケイジにやられたのだろう。


ナギも戦闘に加わり、どんどん戦闘不能の狂熊を増やしていく。ケイシーもナギと触れていないため弱の炎魔法だが狂熊に放ち更なる混乱を招いていた。




残り少なくなった狂熊の群れの中に額の模様がほぼ満月の個体がいたのをケイシーは見つけ、ナギとケイジにも情報を共有する。


「ケイジの前方、右側のやつがボスです!気をつけてください!」


ナギとケイジはチラリとボスの位置を確認し、1度体勢を整えるため残りの群れから距離を取った。


「残りは8頭!半分以下っすね!ボス狙いでいくっすか?」


「もう少し数を減らしたいんですが、残りが固まって警戒してるので難しいでしょうね。一旦、魔法で散らせますか。ナギさんもう1度お願いします!」


「わかった!」


ケイシーの肩に手を置いて、固まっている群れに炎魔法を撃ち込もうとした瞬間、ボスがケイジに飛びかかってきた。


「ケイジ!危ない!」


魔法を撃つ瞬間だったのもあり、ケイジを助けなきゃという気持ちもあり、撃つ直前にケイジに向かっていったボスに狙いをつけ放ってしまった。


ボスは魔法が放たれたのを察知すると魔法の範囲外までケイジから離れて下がっていった。魔法はケイジに当たりそうになってしまう。


「ケイジーーー!!!!」

「圭司!!!」





当たる直前にケイジは腕をクロスにして顔の前に持ってきた。頭を守る防御の体制だった。











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