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その後、ナギたちのパーティーは活躍しまくっていた。クエストは難易度の高いものがナギたちに割り振られていたのだが、難なくこなしていく彼らにガイディックは笑いと鼻血が止まることはなかった。


難易度の高いクエストというのはそんなに依頼されるものではないため、3人はほとんどを畑仕事で費やし、たまにクエストに出かけては大金を稼いで帰ってくるという忙しくも充実した日々を送っていた。








ある日のクエストに出かけていた時のこと。


「なかなか必殺技って出来ないもんすよねー。おれ、女神がいるから全力も出せないし、なんか申し訳ないんすよ…。」


「そんなことないですよ!僕だってナギさんに頼りっきりの作戦ばかりになっちゃってるし…。」


「俺が出来ることだから俺がするんだ。ケイシーの作戦があるから俺たちは勝ち続けていられるし、圭司だっていなかったら作戦は厳しいんだぞ。」


「うへへ。凪さん優しいっす!おれ、今日も頑張るっすよ!今日はクマをやっつけるんすよね?ケイシー!」


「うん。今日のクエストは月の狂熊の討伐です。狂熊は群れで行動しているんですが、ボスさえ倒してしまえば他のは大人しくなるんです。」


「ボスはすぐわかるのか?特別大きいとか?」


「いえ、大きさは関係なくて、月の狂熊は額に月の模様があるんですよ。何故かはわかっていませんが、その模様が満月に近ければ近いほど強いとされていて、より満月に近い奴がボスなんです。ただ…」


「どうしたんすか?何かあるんすか?」


「はい…。月の狂熊は弱点らしい弱点がないんです。強いて言えば、腹部が多少弱いってことと火が苦手ってことくらいで、どちらも弱点というには決定打に欠けると言うか…なので上手い作戦が思いつかなくて。」


「ケイシーの炎で追い詰めて、俺と圭司で腹を目掛けて攻撃していく感じか?」


「うーん、作戦と言うには稚拙なんですけど、それしかないと思います…。」


「まぁ、俺はいつも通り出来ることをやるよ。」


「おれも!おれも頑張るっす!」








ケイシーは今まで弱点を突いた作戦を立てて特に危なげなくクエストを達成してきていたが、今回は明確な作戦を立てられずに不安な気持ちが燻っていたのだった。











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