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ガイディックがナギを呼んだ。


「ナギくん、少し私と2人で話をしましょうか。ケイジくんとケイシーくんはこの部屋でお待ちください。飲み物を持って来たので、飲んでいてくださいね。さぁ、ナギくんはこちらへ。」


ナギは素直にガイディックについていった。ナギとガイディックを見送り、ケイシーは不安な気持ちでいっぱいだった。


「あの、ケイジ…ナギさんは僕のこと嫌いになるんでしょうか…?」


「へ?そんなことないと思うっすよ!なんでそう思うっすか?」


「ナギさんは武器や道具を使った喧嘩は許せない、容赦はしないって言ってたし、僕の魔法を道具として見てるのだとしたら…」


「あーそゆことっすか!確かに凪さんってちょっと頑固なとこあるんすけど、話せばちゃんとわかってくれる人っすよ!大丈夫っす!」


楽観的なケイジを恨めしくも羨ましく思うケイシーはナギとガイディックが出て行った扉を不安気に見つめていた。









「さて、ナギくん。まずはキミの思っている事を話してみてください。」


「………。」


「当ててみましょうか?キミは戦うのに武器や道具を使うことを許せないんですよね?だから、魔法を使ったケイシーくんに道具を使ったのではないかと疑っている。」


ナギは小さく頷き、ガイディックの言葉に付け足すように話し出す。


「わかってるんです。あのデカいヤツを倒すためにはケイシーの魔法?ってやつが必要だったって。あの時、ケイシーがあの炎を出してなきゃ、デカいヤツは倒せなかった。でも、ああいうのって卑怯というか、ズルをしているような気がする…」


「キミはとても素直で真っ直ぐなのですね。ナギくんの言う、武器や道具を使うのは卑怯だと思うのはナギくんの美徳です。素晴らしいことです。」


ナギは俯いたまま黙ってガイディックの話を聞いている。


「でもそれはきっと、ナギくんの元いた世界での常識内での話なのですよ。今ナギくんがいるこの世界では魔法があるのが当たり前の世界であり、ナギくんにとってのパンチがケイシーくんにとっては炎魔法という世界なのです。」


ピクリと少しの反応を見せたナギだが、それ以上のアクションはなかった。ガイディックはなおも話し続ける。


「ナギくんはこの先、武器を持つことはしないでしょう?スキルも無手の境地ですしね。それを否定することは私もケイシーくんもケイジくんも出来ません。武器を持たずに戦うのがナギくんだからです。ということは、魔法で戦うケイシーくんをナギくんが否定することも出来ないということですよ。


キミはまだ若い。ナギくんの中の常識を書き換えることは充分可能です。これから先、ケイシーくんの魔法はもっともっと必要になってきます。どうか、受け入れてくれることを私は望みます。」






「ちょっと1人にしてくれますか。」


「わかりました。ケイシーくんたちのところに先に戻っていますね。」






1人になった凪は………赤面していた。













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