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ギルドに戻るとすぐ個室に通された。


「飲み物をお持ちしますね。少々お待ちください。」


そう言い残すとガイディックは個室から出て行った。ナギが話し出す。


「俺たちの初仕事が終わったんだって実感がまだないな。」


「そうっすね。おれなんか、あのキモいのを元気にさせただけで何もしてないんすよ…へこむっす…」


「そんなこと言わないでくださいよ!これでお金がもらえるはずなんですから!ね?元気出しましょう!」


ケイシーがケイジを慰めていると、ケイジがジト目でケイシーを見やる。


「ケイシーはいいっすよね。凪さんと手繋いだりして…おれ繋いだことないのに…羨ましいっす…」


「なっ!そんなんじゃなくて、必要なことだったってちゃんと説明したじゃないですか!もう!」


凪が突然キッとケイシーを見た。


「ケイシーに確認したいんだが、アレはなんだったんだ?飛び道具か?火炎瓶とかか?」


「え?なんのことですか?カエンビ?」


「炎を出していただろう?」


ガチャっと個室の扉が開き、ガイディックが入って来た。片手でトレーを持っている。入るなりナギに言う。


「ケイシーくんは魔法を使っていたのですよ。」


「魔法?ってなんですか?」


「転来人が魔法のない世界から来るという話は本当のようですね。私が見たことある転来人は魔法と聞くと目の色変えて喜んでいましたから、魔法を知っているのか知らないのか判断はついていなかったんですけどね。」


「魔法って手品っすよね?おれ、そういうのやってる人見たことあるっす!カードを消したりするんすよ!」


「手品?ケイシーのアレは手品なのか?」


ケイシーはナギとケイジが魔法を知らないとは考えにも至ってなかったため、何も言えずに困ってしまった。困っているケイシーの代わりにガイディックが答える。


「手品がどういうものかは私は存じませんが、魔法とは体内にある魔力を体外に放出する際に炎や水や氷などに変換するのです。他にも傷を治したり、探しものをしたりと便利なものなんですよ。」


「へぇー!すごいっすね!あ!傷を治したりってことはおれがあのキモいのを元気にしたのも魔法だったってことっすか?」


「似たようなものではありますが、ケイジくんのはまた違うものです。その説明もしなくてはいけませんね。」





ケイジは素直に感心しているようだったが、ナギはまだ納得がいかない顔をしていた。

















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