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ケイジの一撃を5個目の胴体にまともにくらった大鬼ムカデの体がピカッと光った。


一体目を倒した時にはそんな光は出ていなかったはず、とケイシーは不思議に思っていた。





「なんでっすかぁぁぁぁ!?」



光がおさまるとそこにはナギに擦りながら付けられた傷も、ケイシーの攻撃魔法での傷もまるで何もなかったかのように完全復活している大鬼ムカデがいた。


3人はわけがわからず、しかし怒っている大鬼ムカデをそのままに逃げるわけにもいかず、大鬼ムカデから繰り出される攻撃を躱していた。






ムカデからの攻撃を躱しながら、ケイシーは仮説を組み立てていた。探知魔法の時、ナギが自分に触れた瞬間に範囲が広がった。ガイディックが言っていた魔力を分け合えるというのが本当の話であれば、きっと触れることでそれが可能になるのだろう。


「ナギさん!!!僕と手を繋いでください!!!」


「何か作戦を思いついたのか!わかった!そっちに行く!」


ケイシーを信頼している凪はこんな場面でふざけたことを言う奴じゃないとすぐにケイシーの言う通りに動くことにした。


「ずるいっす!おれも凪さんと手繋ぎたいっす!」


ムカデとの防戦一方な戦闘に集中しているため、圭司はつい本音が口に出ていることに気付いていない。


ナギは何とかケイシーの元へ行き、手を繋いだ。ケイシーは口早に作戦を伝える。


「僕が今から魔法でヤツの隙を作ります!たぶん一瞬の足止めにはなるはずです!僕が魔法を出した瞬間にナギさんは僕から手を離し、ヤツにトドメを刺しに行ってください!5個目の胴体に!」


「わかった!」




「いきます!!!」


ナギと手を繋いだ状態で炎魔法を大鬼ムカデに向かって放った。先程とは比べものにならないくらいの大きな炎が大鬼ムカデに当たる。


ナギがケイシーの手を放し、ムカデに突撃した。












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