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「俺から行くぞ!圭司!任せたぞ!」
「凪さんも!気をつけて!!」
「二体目はきっと警戒しているでしょうから、簡単にはいかないかもしれません。5個目を庇うように威嚇してくるはずです。ナギさんと僕の攻撃魔法で翻弄し、ケイジは機会を伺ってください。」
「ヤツはどんな攻撃をしてくるんだ?」
「1番警戒すべき攻撃は噛み付きです。強靭な顎で噛み砕かれてしまうので、噛まれないように後頭部と胴体の付け根あたりを位置取るよう意識してください。」
ケイシーに言われた通りにしようとするが、ヤツも凪に噛み付こうとするためなかなか背後に回り込めない。
噛まれないように避けながら相手の動きに集中する。
ケイシーが5個目以降の胴体の至るところに炎の攻撃魔法を当てていて、所々に隙が見られるようになってきた。
すかさず凪は背後に回り、後頭部や2個目、3個目の胴体に攻撃を入れ、地面に近い位置に5個目の胴体を持っていこうとするが、ヤツもやられまいと体を捩って避けるため、擦りはするもののなかなかまともに攻撃が入らない。
それでも凪は繰り返し攻撃を放っていて、ケイシーによる攻撃魔法も絶え間なくくらって大鬼ムカデの頭は少しずつが下がっていっていた。
「いけるっす!」
トドメのタイミングを見計らっていた圭司が声をあげる。
「いっけぇぇーー!!」
圭司は5個目の胴体に向かって渾身の一撃を放った。




