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3人のデビュー戦とも言える初クエストの依頼はガイディックが言っていた通り、すぐ魔道具へと届いた。




冒険者登録をしたあの日、家に帰ってからケイロンとシーティルに無事登録できたことを報告すると夕飯はいつもより少し豪華なものだった。


その夜、また3人で枕を並べて横になるとケイジが彼の決意を口にした。


「おれ、ロンさんとティルさんに恩返ししたいっす!だから、いっぱい頑張るっす!」


「そうだな。俺もそう思うよ。3人で頑張ろうな。」


「2人とも…本当にありがとうございます…」


ケイシーは両親にももちろん感謝しているが、同じくらい2人にも感謝の意を持っていた。








ーーーーーーーーーーーー





初クエストの内容はギルドがある街から北西に進んだところにある村に近い森の中に最近住み着いてしまったという、蟲系獣の大鬼ムカデの討伐である。


ケイシーの家はギルドのある街から北東方面なので、一度ギルドに寄ってガイディックと合流してから目的地へと向かうことになった。


出発の朝、食事を終え各々準備を進めていく。


「なぁ!ケイシー!このパーカー風通し悪くて暑いっすよ!どうしたらいいっすか?」


「ギルドまでは着ないで行って、ギルドで涼風魔道具の小さいのをそれに組み込みましょう。」


「ケイシー。このサラシ、サラサラしてて上手く巻けないんだ。手伝ってくれ。」


「はいはい。じゃココ押さえておきますから巻いてってくださいね。」


「「ケイシーありがとう」っす!」


ナギもケイジも何かあるとケイシーに頼り、ケイシーもちゃんとそれに応えて、3人の信頼関係は着実に育まれていた。







「「「いってきます!!」」」


笑顔の3人が初クエストに向けて出発した。










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