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「武器は無しですか。承知しました。スキルとも合ってるようですし、良いですね。

 次はケイジくんのスキルですが…。」


「おれのは女神の一撃って書いてあるっす!あ!おれも凪さんと一緒で武器とかは使わないっす!」


「ちょっとスキル名だけでは判断出来ないスキルですね…。スキル確認のためにも最初に受けてもらうクエストは弱めのものにしておきましょうか。」


「スキルとやらはどうやって使うものですか?」


凪が質問する。


「色々と型があるようなのですが、ナギくんのスキルはきっと戦闘時発動型じゃないかと思いますよ。戦闘になると勝手に発動するタイプです。ですから、ナギくんに関しては意識しなくとも大丈夫でしょう。」


「良かった。俺あんま難しいことわからないんで。」


「問題はケイジくんの方です。スキルの内容がわからないので…。一撃と言うからにはトドメか何かでしょうか。うーん、わかりませんね。」






スキルについても粗方話し終え、今後はケイシーを介してクエストをこなしていくことになるという。


ガイディックが装備を揃えましょうと言い出して、4人で買い物に行くことになった。ケイシーたちはお金がないのでと断ろうとしたが、ガイディックが払ってくれるそうだ。優しすぎるんじゃなかろうか。


すっかり恐縮してしまっているケイシーをよそに、ナギとケイジはガイディックに懐いていて、ガイディックのほうも弟が出来たようだと喜んでいる。




防具屋に着いて色々見て回るが、やはりどれも高い…。ケイシーは鎧などの値段高めのものは見もしないで胸当てなどの小さなものを見ていた。


「どうですか?良さそうなものはありましたか?」


ガイディックに声をかけられたケイシー。


「あまり防具などを装備した経験がなくて、よくわかりません。それに…」


チラッとナギとケイジの方を見て、少し離れたところにいるのを確認すると、小さな声でガイディックに言った。


「きっと僕は役に立てることはないと思うんです。僕には必要ないかなって…。」


「ケイシーくんは転来人が強いのになぜ、皆が知っていて当たり前の存在にならないか、なっていないかわかりますか?」


「言われてみればそうですね。ナギさんは憧れるほどに強いです。どうしてなんですか?」


「この世界の常識から外れてしまうからですよ。強さしかり、行動しかり。受け入れられないのでしょうね。」


「そうか。確かに僕も最初はナギさんに少し恐怖を感じてしまいました。」


「今は彼らの強さを認めて憧れているのでしょう?彼らがこの世界に受け入れられないままでいることに納得できますか?出来ませんよね?だから、私を選んだのでしょう?」


「…ナギさんとケイジがその強さ故に悪用されたりするのが許せなくて。2人を真っ当に評価してもらいたいと思いました。」


「そこですよ。彼らにとって必要なケイシーくんというのは、彼らとこの世界を繋ぐとても大切な存在なのです。それに、私を選んだこと後悔させないと言ったでしょう?私にとってもケイシーくんは必要不可欠な存在ですからね。」


ガイディックの涼しげな笑顔がとても優しく見えて、ケイシーは心が軽くなり、ナギとケイジのためにも自信を持たなくちゃ!と自身に喝を入れた。










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