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適性チェックにはそこそこの人が並んでいた。ナギとケイジももちろん並んでいる。


ケイシーはギルドのスタッフを観察していた。信頼に値しそうで、なるべくなら少しでも立場が上っぽい人を探しているのだ。


(あの人はヘラヘラしすぎてるからダメだな。あっちの人は良さそうだが、見るからに下っ端ぽい。んー出来れば女の人は避けたいな。)


なかなか条件に合う人がいないなぁと思っていたところに、職員専用エリアから続く扉が開いた。そこから長身で水色の長髪をサラリと靡かせた男が入って来た。


周囲の職員が皆、その男に頭を下げている。ケイシーは慎重にその男を観察することにした。


(みんなが頭を下げていたから、上の立場にあるみたいだな。切長の目は厳しそうに見えるが、緩いよりはいいだろう。職員が色々質問しているみたいだし、職員からの信頼も厚そうだ。よし!この人に賭けてみよう!)





適性チェックに並んでいるナギとケイジをそのままにケイシーは水色の髪をした男に近付いていき、声をかけた。


「すみません。ちょっと内密にして欲しい重要な話があるのですが、他の人に聞かれないように話すことは出来ませんか?」


突然話しかけられた水色の髪の男は言われた内容にもケイシーにも若干訝しげに目を細めた。他に暇そうにしている職員もいる中、あえて自分に話しかけて来たことに少し興味が惹かれた。




「いいでしょう。私で良ければお話伺いますよ。では、こちらに…。」






ケイシーは人を見る目があったのだろう。この水色の髪の男は、自分の出世にしか興味がなく、出世のためなら面倒見の良い理解ある上司にもなるし、出世のためになることなら全力を尽くし、努力を惜しまない人間だった。







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