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「冒険者登録をするんです!ナギさんには前に説明したことありますよね?僕が登録をした時のこと。」


「あぁ!あれか。確か、パーティーをするんだろ。」


「パーティー!ケイシー誕生日なんすか?」




また出た誕生日。ケイシーはがっくり肩を落とした。



「違います…。誕生日は関係ないんですよ。誕生日のことは一旦忘れてください。」


「そうか。ちゃんと祝ってやるのに。」





ケイシーは1から冒険者ギルドの説明をした。登録するには適性チェックが必要であることとか、登録したらクエストを受注できて、それをクリアするとお金がもらえることなど。


「派遣会社みたいだな。」


「派遣会社っすか?聞いたことはあるっすけど…。」


「あぁ。中学を卒業した先輩が高校に行かずに派遣会社に登録したと言ってたんだ。仕事を紹介してもらえると言っていた。今のケイシーの説明と一緒だ。」


「なんかカッコイイっすね!ちょっとワクワクしてきたっす!ケイシー!おれ、その派遣会社にすぐ登録したいっす!」


「ハケンガイシャじゃなくて、冒険者ギルドですからね。」








今後の方針がざっくりではあるが決まったところで、外は夕焼けに染まっていた。ケイロンとシーティルも今日の畑仕事にひと段落つけ、帰宅してきた。シーティルは帰ってくるなり夕飯の支度に取り掛かる。


圭司がシーティルを手伝おうとキッチンへと行き、リビングにはケイロンとケイシーと凪が残された。


「話はちゃんとできたのかい?」


ケイロンが濡らしたタオルで顔を拭きながら、2人に問いかけた。まずは凪が答える。


「はい。俺も圭司と一緒にここにいたいです。よろしくお願いします。」


「そうか!嬉しいなぁ!息子が3人になるのか!こちらこそよろしくな。」


「それでね、ダディ、ナギさんとケイジに冒険者登録をしてもらおうと思ってるんだ。」


「なるほど。確かにウチの野菜畑だけでは家族5人養うにはちょっと厳しいからなぁ。ナギとケイジが納得してるならいいと思うぞ。でもケイシーはいいのか?辛い思いをしてきたんだろう?」


「うん!僕は大丈夫だよ!ナギさんもケイジもOKしてくれたから、明日さっそく街へ行こうと思う!」







ケイシーはまた、父に背中を押してもらい心機一転、また冒険者を目指すこととなった。













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