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ケイシーには転来人を確認出来きそうな心当たりがひとつあった。冒険者ギルドだ。転来人がただの噂話なのか、その確認もギルドならわかるんじゃないかと考えていた。


ナギのあの身体能力からすると何かしらスキルを持っているとケイシーは思っている。そもそもスキル持ちというのはあまり存在しない。あまり存在しない、と言うより知ることが出来ない、のほうが表現として正しい。


というのも、スキルは冒険者ギルドの適性チェックの時に発覚することが多いのだが、その情報はギルドによって秘匿されてしまうからだ。


両親の言う通りウチにいてもらうのも手だとは思うが、ナギの強さが埋もれてしまうのは凄く勿体ない。ナギが冒険者に登録したらきっと一流と呼ばれる冒険者になることだろう。


ケイシーは自身の夢をナギに託し、ナギが一流の冒険者に成っていく道のりをこの目で見たい欲求が湧いてきていた。そこにほんの少しでも力になれたら、と。





独りよがりな要望をナギとケイジに提案する前に2人の気持ちも知っておかなくてはいけない。ナギは自分に何か相談したいと言っていたし。


「そういえば、ナギさんの僕に相談ってどんな話ですか?」


「あぁ、そうだった。俺も圭司と一緒にケイシーの家で世話になりたいと思ってる。けど、何もお返しが出来ないことが嫌なんだ。もちろん、圭司のように畑仕事は手伝わせてもらうが、何かお返しするために俺でも出来るような仕事とかないだろうか。」


「あ!だったらおれも!畑は今までのように手伝うけど、おれも畑の手伝い以外で何かしたいっす!」






ケイシーはこんなに自分に都合の良い話ばかりでいいんだろうかと神に感謝した。



「ありますよ!」




瞳をキラキラと輝かせながら力強く答えるケイシーだった。









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